今日から高校に通うことになった私、露羽静音は、校門を抜けて数十メートルで早速トラブルに巻き込まれちゃった。っていっても、私を追い抜いた男子生徒の鞄が軽く当たって転んだだけ。少し痛いけれど、大したことはないね。
でも、そんな私を心配して声
をかけてくれた素敵な男子。ふわぁ。素敵。背は低いけど、ハンサムだし恰好いいし、何より優しい。私は一目で彼に釘付けになった。
驚いたことに、彼は私と同じクラスで席も近い。入学式の後にも教室に入ったのに、人見知りの私はあまり周りに目を向けず、気付かなかった。彼とお近付きになりたい。できればその先も……
彼の名前は種久悠。名前も素敵。そして彼は、SDC、セックス・ダンス・クラブに入部を希望していることを小耳に挟んだ。
セックス・ダンス!?!?
あの、男女が全裸より恥ずかしいコスチュームで踊りセックスする、あの、セックス・ダンス? SDCに入部すれば彼とお近付きになれるけれど、人前に全裸と見紛う姿を晒したり、ましてや大好きな彼が相手でも、人前でセックスしたりなんて、恥ずかしすぎるよぉ……
悩んだ。悩みに悩んだ。悩みに悩んだ末、私はSDCに入部することに決めた。私の白銀の騎士様たる、種久悠くんと一緒に、セックス・ダンスの道を歩むために。
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この話は、姫初め2022用に投稿した「奉納艶舞 ── SEX DANCE !!!!! 番外編」 https://novel18.syosetu.com/n6976hj/ の本編……ではなく、裏編です。リクエストがあったら本編を書こうかな、と思っていたのですが、なかったので裏になりました(-_-;;;
奉納艶舞に登場した静音がどのように悠と出会い、艶舞──セックス・ダンスの世界に入っていったか、お楽しみください。
毎週金曜日20:00頃の週一投稿の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 20:00:00
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