新宿駅南口のど真ん中に、突如として現れた巨大な時計塔。…それは、堕落と退廃の都・「ソドムの市」と化した日本の首都・東京に「神罰」が下る、その残り時間をカウントするために、大天使・ミカエルが造ったものであった。
同じ頃、たまたま新宿南口を通り
かかった柏木俊也は、大天使・ミカエルを名乗る少年から、古びた懐中時計を手渡される。それこそが、「カウント」の針を刻み続ける時計塔の携帯バージョンであった。
柏木俊也。41歳、東大院卒である。順調に出世街道を驀進する同期を尻目に、最低最悪の論文を書いては指導教官から罵倒され、学会では自分より年下の教授から罵倒され、まともな大学の非常勤講師になることすらできない。アルバイトの塾講師で、ほとんどが東大・現役学生の同僚からは遠ざけられ、年下の「室長」からはいびられ、「東大は出たけれど」いいところは1つもない。当然、彼女などできようはずもなく、親戚から勧められた「この世にこんな不細工な女性って存在するの!?」と、内心、思うほどの女性(しかも年上)と、妥協に妥協を重ねて結婚してはみるものの、その金銭感覚のあまりのひどさ、「一切働かず、専業主婦志望」、その割には家事もできないという妻に耐えかね、わずか1年半で離婚することとなる。言っちゃえば、戸籍に「バツ」がついただけである。
実は、大天使たちは「賽」で、どの「候補」が難関をクリアするかを競い合っている。「神罰」を回避する条件は2つ。柏木が新たに受け持った女子高生・遠山樹里とエンゲージすること。産まれた子供が「救世主(メシア)」となるのである。
もう1つは、柏木があわよくばプロにならんとマジでやっている超巨大サイト『みんな一緒に小説家』で、ランキングのトップを取ることである。
『聖女ジャンヌ学園』高等部に在籍し、医者一族を家系に持つ超・お嬢様、遠山樹里。態度は礼儀正しく、事務的、かつ、非常に冷淡。
ドSなミカエルが繰り出す数々の試練に、果たして主人公は耐えられるのか。そして、お堅いヒロインが微笑むチャンスは、1秒でもあり得るのか…?
さらには、主人公の全く未知の世界であった若く美しい女性たちが次々とストーリーに絡んで来て…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-03 19:00:00
156019文字
会話率:39%
俺の名前は冥桜路晶、極東大和国から異国の地シルヴァーナへと留学し、王立魔導騎士学園に転入した剣士だ。
平穏な学園生活を送るつもりが、この国の名門貴族のお嬢様、バレット・ウル・フレデリク・ドラグノフに目をつけられ、決闘を申し込まれてしまう。
やれやれ、一体どうなる事やら……
この時俺は、この先俺にどんな運命が待ち受けているか、考える事さえできなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-14 00:07:45
34730文字
会話率:24%
えー、これ、表でまだ公開していない作品のエロスピンオフです。具体的には富良東大陸に帝国を建国した某大名の時代から最低でも千年は離れております。作中の帝国暦は元年が西暦1391年だと言えばどれくらい未来かお察しいただけると思います。
・・・ま
あ、そんなことはどうでもいいんですけどね、今回は。
例によって首が取れるお姫様同様、検品済みです。ごゆっくりお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 20:00:00
13910文字
会話率:69%
日本政府は、数万光年彼方への宇宙飛行を可能にするワープ航法の開発に秘密裏に取り組んでいた。しかし、チンパンジーを使った動物実験に失敗して、ワープ航法の実験を有人飛行でやはり秘密裏に実施することにした。科学者たちは、成功の公算が全く不明である
ため、死刑囚を宇宙飛行士に仕立て上げることを思いつく。
そこで、岡田仁(おかだ・ひとし)という30歳の男性死刑囚が宇宙飛行士候補に選ばれた。実は、この岡田仁、冤罪事件で死刑が確定してしまった哀れな死刑囚だった。岡田仁は死刑の免除と引き換えに宇宙飛行士になることにした。
岡田仁は、ついに、宇宙に放り出され、ブラックホールに入りホワイトホールから抜け出すワープ航法に成功した。
到着したのはアンドロメダ星雲内のとある惑星に近い宇宙空間だ。そこで岡田仁は、エトランゼ星人という宇宙人と遭遇する。エトランゼ星人は、地球人類の先祖がエトランゼ星人であることを岡田仁に告げる。
エトランゼ星人の宇宙船に乗り換えて惑星エトランゼに到着した岡田仁は、エトランゼ星人の力を借りて自身の無実を証明しようとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 16:00:00
38802文字
会話率:84%
常名賀市の玄妙堂高校に通う芹沢望には、東大を通過点にして高級官僚になるか大企業に就職してがつがつ稼ぎたいという野望があった。『とある野望』の実現のために。
カワイイ顔を最大限に生かして世渡りしている望の前に現れたのは、『榊耀一郎』。常名賀市
からグローバル企業となったサカキホールディングスの御曹司だ。見栄えもよくガタイもいい上に大富豪の榊はなぜか占いに激しく傾倒し、望に政略結婚回避のための偽装恋人としての協力を申し出てくる。望は野望の実現のために榊の行動につきあうことになるが……。 ※回には性描写が入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-09 21:49:40
8168文字
会話率:27%
海洋を挟んで東と西に大陸が広がる世界。
凌辱と恥辱、汚辱を祈りと力に変える『スラト』によって統一された西大陸。
異形の力を纏い、侵略を開始した『スラト』に対し、東大陸諸国は連合を組み独自の技術を作り上げて迎え撃った。
海洋が最も狭まるロレー
シャンの地で戦いは繰り返され、その中で英雄が生まれた。
東大陸の英雄ウルムルは仲間達と共に幾多の戦場を乗り越え、『スラト』から万民を守り抜いた。
その英雄ウルムルが昏睡し、眠りに落ちた時、戦いの均衡は崩れ大きく傾く。
彼が守り続けた仲間達の柔肌に『スラト』の欲望が少しずつ迫り、凌辱の宴の準備が整っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-24 20:00:00
84514文字
会話率:33%
東大卒の裁判官裕子36歳は2年前に起きた女教師暴行事件を担当する。
その日からゆうこの諦めていたダークな夢が復活する。
そして当時19歳だった少年は出所する。
最終更新:2015-08-29 18:09:09
7221文字
会話率:35%
大正末期、関東大震災に被災し両親と兄を失った翠子。そんな彼女を不憫に思い義妹として引き取ったのは、兄の親友、久我弥一郎だった。だが震災のショックで記憶の混乱と子供返りを起こしてしまった翠子は、弥一郎を実の兄だと思い込んでしまって―― ※
※ 大正時代が舞台の、ほの暗い雰囲気の恋愛物です。読んでいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-06 15:00:06
77407文字
会話率:37%
★★【【解説】】★★ 「その手合い」・・あるいは、「自分の趣味に合えば男でもいい」・・という方々が、もう吸い寄せられるように行きたい男・・というのが世の中にも実際存在しますが、そういう男が「僕」です。 ★★【【登場人物】】★★ 「僕」
=「新堂 宥(しんどう ゆう)」★ 「先輩」=「?」★ 「麻琴」=「花桐 麻琴(はなぎり まこと)」★ 「中村」=「中村 陽輔(なかむら ようすけ)」★ 「斉木」=「斉木 恵太(さいき けいた)」 ★「麻琴のお父さん」=「花桐麻琴の父親で花桐興産の社長」 ★★【【あらすじ】】★★ 僕は先輩と同棲してる。東大現役合格で大学院中退の変わり者・・そしてその先輩は「俺様」で「強引」・・僕は割と普通・・。
さらに・・。
先輩のほかに、会社の同僚からもアプローチされてしまって、三角関係ってのに陥った挙句、それを知られた別のやつからも、関係を迫られて・・。
なんでこうなるかな・・しかも日常的な痴漢にあってる「僕」です・・。
しかし心は色々揺れ動くのです・・うん・・色々と・・。
恋愛中は泣き虫です、基本。あでも、本当に好きな人のためにしか泣けません・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-02 00:00:00
278159文字
会話率:37%