薄暗い冬の台所。
コトコトと鳴る鍋に、刻む食材の音に、僕はいつでも貴女の声を聞いている。
僕が選んで、作って、絞り出した料理を、今日も美味しく食べてくれるだろう貴女の事を考えながら。
――貴女に対する大きな悦びと、僅かな罪悪感と背徳とに背
筋を震わせながら。
twitterでやった、60分で短編を書くという企画に出した物の手直し版。
非常に特殊な性癖を持つ男の一人語り、本番はありません。
※尚、自称他称問わず、潔癖ぎみだったり人の手料理が食べられないといった方には推奨致しかねる内容となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-08 19:01:24
5442文字
会話率:14%
カクテルもフードメニューも美味しいダイニングバーでの週末の食事は、わたし自身へのご褒美だ。
ある日、いつものように食事を堪能しているわたしに絡んできた酔っ払いから救ってくれたのは、この店で料理を作っている人だった。
彼は料理を美味しく食べ
るわたしを気に入ったらしい。
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-02 20:00:00
19224文字
会話率:39%
路地にある一風変わった味の料理を出す店、その店に偶然縁を持った獣人と店主の恋物語
最終更新:2014-02-18 20:00:00
36429文字
会話率:39%
ネズミの獣人のトムは郵便屋だ。彼は三男でありながら、兄弟の中で一番痩せ細っており、小さかった。そんな彼に猫人族のナーユが目をつけた。彼を肥えさせ、組み敷く日のために、彼女は彼に料理を作っていく。そして彼が歳相応に成長し、成人した日、組み敷か
れたのは自分だった。
自サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-18 23:05:48
10446文字
会話率:60%
春臣は、同室の無表情が標準装備の恭一にオープンな片思いをしていた。想い人に、趣味の料理を振る舞いスキンシップを図る毎日に幸せをかみしめていた春臣だったが、転入生がやってきたことでそんなささやかな幸せが一変する。【※印があるものは性描写有とな
っております】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-07 20:00:00
18804文字
会話率:34%
九月初旬、企業のオペレーターをやっているあたしは街の目抜き通りを歩いて部屋に帰り着いた。中には合鍵を作り合っていた彼氏の祐三がいて、料理をしている。インターフォンを押し、彼の応答を聞いて室内へと入っていったのだが……。
最終更新:2011-09-01 14:54:21
2672文字
会話率:45%
『もっと味わって?』のマサル視点で書きました。『もっと味わって?』を読んでなくても分かる内容です。マサルはカンナの不味い手料理を我慢して食べるのには理由があって…。ラブラブな二人を楽しんで下さい!
最終更新:2010-06-16 10:47:34
1312文字
会話率:62%
彼氏の家で手料理を作ってあげても、ガツガツ食べて感想も言ってくれない。カンナは、マサルにマンネリしていた。それは、えっちも同じで…。
最終更新:2010-05-12 21:12:12
1944文字
会話率:52%
大店の婿養子である文次郎は、とある料理茶屋にやって来た。料理を出すとは名ばかりのそこで、女と遊ぶ為だ。そこで出会った女とは。
最終更新:2008-12-16 01:54:13
7363文字
会話率:58%