番の恋人に捨てられたオメガのアダムは、一人息子と幸せになるため、ハルデン帝国への移住を決意する。
一年後。宮廷料理人の補佐として働くアダムの元に、呪われた宰相がやってきた。
──呪われた宰相が魔の姿で現れるとき、決して目を合わせてはなら
ぬ。帝国内でそんな噂をされている宰相の「魔の姿」が、まさか「モフモフの狼」とはしらず、日々手作り料理を振る舞いマズルにキスをしていたアダムは頭を抱える。
そのうえ、宰相は「コブ付きのお前を本気で愛するつもりは無いが、愛というものには興味があるから相手をしろ」と言い出す始末。自分勝手な宰相様に振り回されて、ついにアダムの怒りは爆発する。
だが、いつの間にか不器用な姿に絆されて……──。
*「狼宰相が子連れオメガに餌付けられまして。」から題名変えました。
*話の展開が苦手だと思った方はそっ閉じでお願いします。
*攻めが狼の頭をもつ獣人になる話があります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-08 13:55:50
89160文字
会話率:33%
『もっと味わって?』のマサル視点で書きました。『もっと味わって?』を読んでなくても分かる内容です。マサルはカンナの不味い手料理を我慢して食べるのには理由があって…。ラブラブな二人を楽しんで下さい!
最終更新:2010-06-16 10:47:34
1312文字
会話率:62%