誰にでも優しく、良い顔を見せるひと。ひとはそれを「善人」と呼ぶ。
「良い子」でいたい?「あの人ってイヤよね」と言われたら傷つく?怖い?
自分を抑え、時に殺すのが「善人」なら、いっそ「悪人」に、なってはみないか…?
仕事で大失敗した平凡な会
社員・苑田。天才的手腕を持つ上級管理職・山崎のところへと連れられ、そこで山崎は、全員が目を背けるような残酷な制裁を苑田に課す。得体の知れぬ山崎の愛人となった苑田は、「外面」では決して見せない「悪人」の本性を見せ始める…。
ピカレスク(悪漢小説)、ノワール(暗黒小説)、ガチSM描写あり。ほぼ私小説に近い体裁です。
男性同士の同性愛を中心に描いた作品です。年齢差・身分差あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-03 11:00:00
71481文字
会話率:46%
聖数を崇める教団が支配するアルファ星系、四大政商の牛耳るオメガ星系。二つの星系を舞台に、男女の歪んだ愛執と陰謀が渦巻くワイドスクリーンバロック(?)。
スペオペ、ファンタジー等の政争モノ、スパイ小説やノワール・心理サスペンスがお好きな方向け
のテイストです。
■あらすじ■
第一部 第13教皇領のコーデックス
有力な政商の庶子、ハッタは視察旅行の途中で聖数教団の寺院を訪れた。ハッタは年若く聡明なテオバルダ司教の人柄に惹かれ、同行の女査察官・イダに助けられて異教の地への理解を深めていく。だが、滞在中に起きた小さな事件を発端に、ハッタは寺院で行われている奇妙な異端審問儀式と、自分を狙う陰謀を知る。
(「青い司教」とマッサリア家)
※三編の作品は、異なる時代・異なる主人公を持つピカレスクです。異なる文化・土地への「旅」をモチーフに、それぞれ独立したエピソードとなっています。ひとつずつ/どの順番でも楽しめますが、互いにパズルのように話の裏を埋める作りになっています。
※それほど生々しいものではありませんが、残酷描写、人によって不快感を感じる描写が含まれます。
苦いハッピーエンド、ソフトリョナ、NTR(男性が女性を寝取られるもの)等。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-30 09:00:00
61851文字
会話率:40%
マネーゲームの天才である阿部 浩一郎は祖父から受け継いだ人脈により株やM&Aで悪どい手口も使い違法ギリギリの手口でのし上がっていく。
だが理不尽な運命により苦しむ女性に対し浩一郎は下心を持つが悪になりきれず女性は浩一郎によって救われていく。
純粋な魂を持ち悪に染まりきれない男を描くピカレスクロマン
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-03 20:00:00
46538文字
会話率:27%
浮気相手のご主人様と名乗る男、北見から突然呼び出された平凡な高校教師の倉田雄介。バーで北見から散々罵られながらも何も言い返せずに俯くのみ。
そんな北見と雄介の間に割って入り、逆に北見をやり込めてしまった男、浩二。
ふとした切っ掛けで雄介は見
知らぬ世界を覗く。
性愛、欲望、そして絆、サドとマゾ、ニューハーフ、在日コリアに日系、右翼、左翼、ヤクザ、日陰に生きる者たちの営み。
そこにあるのは世間からつまはじきにされた人間たちの人生模様だ。
人生は悪い冗談の連続だ。浩二は雄介に呟く。
「人間はみんな奴隷だ。欲望やしがらみに束縛されたな」
人は奴隷から脱却することができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-25 23:09:50
5432文字
会話率:31%
「俺もあの糸を掴んで上り詰めてやる。何が何でも何をしてでも」
幼い頃に聞いた『蜘蛛の糸』の物語を思い出しながら、天空めがけ真っ直ぐに伸びる宇宙エレベーターを睨み男は固く誓う。
時は2270年代。舞台はテラフォーミングが完了し、十億もの
人々が暮らすようになった火星。
独立をめぐる紛争で頓挫していた二番目の宇宙エレベーター建設計画が、紛争集結で再び動き始めた。
莫大な富を生み出すそのビックプロジェクトで男は己の野心を叶えようと、
企業の裏エージェントとして暗黒街の力を武器に建設予定地誘致合戦に飛び込む。
金、SEX、脅迫、暴力、文字通りありとあらゆる手を使い、目的を達成しようとする男の行き先は極楽浄土か無間地獄か?
飽くなき欲望に燃えるアウトローの姿を描く。
禁断のピカレスクSF。ここに公開!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-28 23:05:01
26429文字
会話率:26%
*iのべるで連載しているものをこちらにも置いています。
機械文明と暴力が溢れる大都市、カルネアデス。そこに今、星の塵(スター・ダスト)と呼ばれる暗殺者の噂が蔓延っていた。
16歳のテルル=カルネアデスは、何故か、例の殺人鬼に誘拐さ
れてしまう。
彼の目的はなんなのか、テルルの運命は。
これは、世界を無視した二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-07 16:29:25
33678文字
会話率:34%
まっぽの手入れからしばらく足が遠のいていた校生カフェに、久しぶりに足を向けてみた。こんなとこビッチ女子校生しかいないと思ってたんだが……すでに俺もヤッちゃったビッチ校生たちにイジメられてるのか、まさかの新品のコが1人。こんなチャンス、めった
に無い。もちろん俺は諭吉先生ズを差し出すことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-29 00:21:38
19448文字
会話率:50%