オメガの私はアルファの彼と結婚して幸せに暮らしていた。けれど、ある日彼の前に「運命の番」が現れた。運命の前に私は捨てられ、子供も取り上げられて、暗闇の中死ぬことも出来ずに生きていた。
そんな中で偶然出会った榊原侑という、年上のアルファ男性に
優しくされてしまう。一度番を得たオメガは二度と新たな番を持つことはできない。けれど惹かれる心を止めることも出来なかった。
※R18展開は後半です。
◇
現代風オメガバースの世界です。
男女に加えてアルファ、ベータ、オメガの性別があります。男女を問わず、アルファは妊娠させる能力があり、オメガは妊娠する能力があります。
作中に男性同士の恋愛や結婚、妊娠出産表現があります。
※BLタグは保険ですが、普段BLを書いているため、表現、内容共にかなりBL臭いと思われます。少しでも臭うのが嫌という方は見ないで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-21 11:00:00
35961文字
会話率:41%
日本の山間部にある淫村(みだらむら)は目立った産業もなく、少子高齢化に悩み、財政破綻が迫っていた。そんな村はある日、封印していたはずの神社の迷宮が突如開き、異世界からの侵入を受ける。しかし、これは好機であった。異世界との交流を軸に、村民たち
はかつてない大規模な村おこしに打って出る。
※この物語はフィクションです。登場する人物、団体、地名、その他一切は現実と関係ありません。
用語
淫村(みだらむら)
日本の内陸県にある山村。
地図上の面積はそこそこ広いが、その大半は山である。
人口は1099人。現在少子高齢化進行中。
村内の産業は農林業が中心。コンビニやスーパーマーケットは隣町へどうぞ。
淫小学校は複式学級制。淫中学も全校生徒が30人と満たない。
戦前に一度大規模な神隠しが起きており、以後、現場となった神社は立ち入り禁止となっている。
ミダラ国
淫村の神隠しで異世界転移した者たちが異世界人との交流で作った小国。
こちらも淫村と同様、四方を山に囲まれた僻地なうえ新興国でもあるため、遅れている。
隣接する大国ヒエラの庇護に置かれていたが、近年、異世界の魔法と剣術を発展させ軍事国家として成長。戦争により領地を広げ、奴隷を獲得する軍事政策によって異世界に挑む。
なお国主であるスドウ家を始め、国の重臣は日本人の末裔であるため、和名をそのまま使用している。
現在純粋な日本人は無く、異世界人とのハーフもしくはクォーターであるが、見た目ほとんど日本人と変わらず、異世界でも稀有な存在と見られている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-27 07:16:12
7461文字
会話率:27%