1983年、北海道・知床。熊撃ち猟師、そして家業である菓子職人を掛け持ちして生きるスウェーデン人美女、エヴァ・グレッテは82年に知床が「国指定知床鳥獣保護区」になったことにより自由に熊撃ちできなくなったことで自分の将来について思い悩んでいた
。このまま好きな熊撃ちを辞め、家業の菓子職人として生きるだけで本当に幸せになれるのだろうか…と。
そんな彼女に有害鳥獣駆除の指令が入り知床ウトロへ向かう。現場の獰猛な熊を撃ち、駆除後に相棒犬・ヴィヴィアンが走り出す。ヴィヴィアンが追いかけたのは熊ではなく、人間の男性でーー!?
なろう小説「美女とヒグマ〜知床にしか咲かない花〜」の美しくも、えっちな番外編ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 12:00:00
13716文字
会話率:50%
※このお話は篠原夫妻のお話になります。
1982年より始まったレバノン内戦の影響を受け、アメリカ国防総省は相次ぐ自爆テロ対策として、接近時に爆発物から揮発する成分および金属を探知できる複合感知器の開発に乗り出した。それを敵対行動と見たイスラ
ム原理主義系過激派により、研究者宛に脅迫状が届いている。内容は手を引かなければ家族を無惨に殺す、だ。なぜ僕がこんな話をしているかと言えば、研究グループの中には日本人化学者も居たのだが、今回の仕事がその一家のボディーガードだから、である。
内閣情報調査室より、単独で米国マサチューセッツ州レビアに派遣された篠原明。単独での護衛任務、かつ非正規での出国ルート、つまり、日本政府は彼の動向に責任を持たないと言う事だ。彼は自身の持つコネクションでチームを編成すると、よく躾けられた犬の様に任務に専念する。やがて暴かれる敵の正体、少しずつかつての機械の様だった自分に立ち返っていく感覚。それとは別に、博士の娘との交流によって色付き始める世界。戸惑いながらも現場に経つ篠原明に、自身の過去と未来が牙を剥く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 19:59:02
126528文字
会話率:35%