『月下の銀鱗』の番外編群です。
シリーズ管理が出来るようになったので、拍手小話として書いた物をこちらへまとめました。
本編未読の方には意味不明です。本編の読了後にどうぞ。
最終更新:2014-06-01 05:00:00
61094文字
会話率:19%
空に巨大な月が輝く数日間、魚類からの進化派生。マナの民は繁殖期を迎えるべく『契りの森』へ向かう。眦に婚姻色を生じさせた幼生達も、月の下で雄や雌の成体と変じるのだ。
幼馴染イサナは雄の成体。スイは美しい雌へと変じた。しかしミナセは性的に未
分化の『ナリソコネ』となってしまう。
雄の欲望のはけ口の贄として使い潰されるナリソコネ。ミナセは自を雄の成体と偽り、恐怖と不安に怯えつつ幾度めかの森への道を下り、毅き雄と変じたイサナと共に二人の隠れ場所である洞穴に、ひっそりと繁殖の時を過ごす。
ファンタジーと言うより、おとぎ話。
官能的な場面の分量は少なめで、完結間際。
性的暴力場面の描写など残酷な表現を含みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-12 23:38:10
286219文字
会話率:17%