人里離れた辺境の森に、一人静かに暮らす魔女がいた。
名前はエルミナ。百年もの間、精霊に愛され、人に疎まれ、孤独に生きてきた。
ある日、雪の中で倒れていた少年を拾う。
その少年――ネファリオンは、記憶を捨て、名前を偽り、命を狙われる第二皇子
だった。
「…ここにいたい」
穏やかな日々の中で、彼は少しずつ心を開いていく。
だがその眼差しに宿るのは、家族愛ではなく、ひとりの女への想いだった。
幼い少年が、やがて一人の“男”として恋に落ちていく。
孤独を望んだ魔女の心もまた、ゆっくりと溶け始めて――
これは、
百年の孤独を癒した少年と、
愛を知らなかった魔女が出会った、奇跡の恋物語。
作品傾向:ファンタジー要素多め。
エロ少なめの予定(一応R18指定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 12:16:36
660文字
会話率:0%