異世界転生して、魔法が使えたためにはっちゃけてしまったカリーヌは、無事にソロの魔法使い冒険者となっていた。陰キャは死んでも治らないと実感しつつ、思い余って魔物だらけの森の側にあるラストウォールへやってきた。そこでほそぼそと活躍すること2年。
突然、受付嬢からボッチなカリーヌにパーティーが斡旋された。どうやら、その相手というのが何度もパーティーでの討伐を失敗しているというエタン。彼と一緒に森へ出てみれば、意外と2人はかみ合ってしまう。
魔獣討伐の様子を書いているので、残酷描写ありにしています。全3話まとめて投稿。
「転生して私TUEEEEしてたら嫁入りできなくなってしまったので別大陸で婚活したいと思います。」の登場人物がちらっと文字だけで出てきます。
誤字脱字報告ありがとうございます!!いつもとても助かります。話し言葉の部分については、わざと崩している場合がありますのでご了承ください。とはいえご指摘非常に嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 17:00:00
18642文字
会話率:55%
☆☆☆☆☆竹書房ムーンドロップス『舞姫に転生したOLは砂漠の王に貪り愛される』発売中https://tl.takeshobo.co.jp/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83
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残業したら『1日』じゃなくて、
『一生』が終わっていた社畜は
異次元のアラビアン・ナイトな世界に転生していた。
冴えないOLの鈴木みつ子は、今日も始業開始時刻に出社して要領のいい後輩から仕事をいただき、上司からは、お使いを仰せつかっていた。
後は社に戻って残業して帰宅。
これで『今日も1日が終わる』はずだったのに——。
数分後には『一生が終わっていた』
けたたましい爆発音と全身に衝撃を感じた、みつ子は、気が付くと馬車の中にいた。
しかも周囲にいるのはアラビアン・ナイトに出てきそうな踊り子たち。
たった今まで横断歩道を渡っていたはずなのにーー
困惑する、みつ子に、翼猫のムーニャが告げる。
「君はルンマーン一座の舞姫・宵の翠玉アイーダなんだよ」と。
みつ子の心情をよそに一座は奇跡の都と謳われる、シェラカンドへ入国する。
シェラカンド王・ヘサーム直々の依頼で宴の余興に踊ってほしいとの事だった。
しかし、この世界は性に奔放で男女ともに肉欲を貪っており、要人の集まる王宮も同じ有様。
右も左も分からない状況に、みつ子は嫌々ながらも踊り子の仕事をこなしていく。
だが、王宮の宴で踊っている最中、ヘサーム王の鋭い視線が執拗に射貫いてくる。
得体の知れない視線に戦慄しながらも、アイーダ(みつ子)は妖艶に舞うが。
☆が表示されている『章』と『ページ』にはR18シーン描写が含まれます。
●この作品は、デビュー作『舞姫に転生したOLは砂漠の王に貪り愛される』の元になった、『貪愛染着—トンアイセンジャク—果実は愛でられ食される』の設定を大幅に変えた作品です。
デビュー作の校正作業に入る前に書いたもので、編集部の判断によりボツとなった原稿です。
担当様の許可を得た上で投稿しております。
当時の原稿に加筆修正をしながら投稿しています。
※エブリスタでも公開中です。※
※2021年11月14日一部修正
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 05:00:00
177277文字
会話率:30%