「次に会ったら結婚しようね」
当時、親の都合により引っ越しを余儀なくされた紗奈が言い渡した約束に驚きながらも冗談で済むだろうと指切りを交わした日から早10年。
高校生だった咲良は大学生を経て立派な大人に。26歳、社会人4年目。相変わらず
毎日忙しなく働いていたが、とある早朝……郵便ポストに投函された1通の手紙の差出人を知るべく公園へ向かう。
切れ長の瞳、長くしなやかに揺れるさらさらの金髪、すらりと伸びた脚。あまりにも場違いな美少女がブランコから立ち上がり声を掛けられるも咲良は見覚えがなかったーーはずなのに。
「咲良姉ちゃん、咲良姉ちゃん」
耳元で囁く名前。何度も呼ばれて、ハッとする。彼女はーー芦原紗奈は10年前に別れた少女。
ランドセルを背負っていた黒髪の女の子……から一転、都会のギャルっ子に。
これが劇的の再会もしくは運命と呼ぶべきか。とにもかくにも大喜びの咲良。一方紗奈は早速計画を押し進めるべく先手を指す。
「咲良姉ちゃん、あたしと結婚して下さい」
「………え、えええええ!?」
運命、求婚、不穏、性欲、修羅場、選択、決断。
春風が舞う空、桜咲く麗らかな季節。この日を境に二人の関係は大きく揺れ動く。
※感動の再会を果たした彼女達。会って早々貞操を奪われてしまうもなんだかんだ煩悩にまみれた咲良は徐々に性欲に支配され……ながらも社会人として大人として葛藤()するお話です。
※物語とアダルト両立。※印は官能という意味として記載しておきます。
※男性絡みなし。出ても、話だけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 22:33:10
120553文字
会話率:49%
引越をしたあと、忽然と姿を消した痛い男、間壁。半年後、その間壁から楜沢の元に分厚い封筒が送られてくる。封筒には、長大な手紙が入っていた。現実とも幻想ともとれる手紙の内容を読み進めていくうちに、驚愕の最後で手紙は終わる。果たして、手紙の内容は
真実だったのか、それとも虚構だったのか。バッドエンドがお好みの人は最終章を決して読まないでください。すべての謎は、最終章で解き明かされます。
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全年齢サイト(R15)に掲載されていたものを、移転したものです。
全年齢サイトですでに読んだ方がいれば、全く同じものなので、あらかじめご了承ください。
2016.8.2 初出折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-07 14:00:00
44915文字
会話率:29%
『親愛なるスルちゃんへ』ある日、郵便ポストに手紙が届いたの境に、ノンケだった男の子が徐々に変化していくお話です。女装とかお化粧とか。
最終更新:2016-02-03 02:46:00
12692文字
会話率:18%