山奥にある山小屋でニカナは暮らしている。その素性は教会に捨てられた元聖女だ。
とある日。『お前のような淫婦は聖女に相応しくない』という濡れ衣を着せられ、こんな場所へと追いやられてしまったのだ。淫婦になった覚えはないけれど、窮屈な教会での生活
にうんざりしていたニカナは嬉々として追放を受け入れる。そして、山奥でスローライフを満喫していたのだが……。
その平穏を乱す、スヴァンテという貴族の騎士がニカナの前に現れた。
最初はニカナが淫婦と信じていたスヴァンテだったが、ニカナと接するうちに『淫婦というのは濡れ衣なのでは?』と疑い出す。そんな時、王都では事件が起きて…。
無愛想な公爵様×のんびり聖女の、スローライフがなかなかできない溺愛生活。
※他サイトにも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 08:21:57
61976文字
会話率:45%
元孤児で花売り娘のアリア(18)は昔から不思議な力をちょっとだけ使うことができた。黄金の光で擦り傷を直したり、枯れかけた花を元気にして咲かせる程度だったが。
貧乏ながらも平和に暮らしていたのだが、ある日孤児院に里帰りしていたところに、若き国
王ジークフリート(25)が来訪。そしていきなりこう宣言された。
「お前がエアハルトに追放された聖女レアの娘か。神託が下った。俺と結婚してもらうぞ」
「へっ? 聖女レアの娘?」
ジークフリートは悪政で国を弱体化させた異母兄の元国王・エアハルトに反旗を翻し、王位を簒奪したばかり。国民からは救国の英雄として崇拝されていた。
その冷酷なシルバーグレーの目を見た瞬間、アリアはブラック企業に入社一年目の新入社員だった前世の記憶を思い出す。
「まさかこの目の色……攻略対象じゃなかったけど、お姉様方に大人気だったあのお目々うるうる、かわいそかわいいショタっ子第二王子(5)のジークフリート!? どうして大人に、しかもこんな俺様になっちゃったの!?」
なんと前世でプレイしていた乙女ゲーム『ミラクル×ロマンス』の世界に転生していたのだ。
だが、そこはヒロインの綺羅羅がメインヒーローの王太子・エアハルトの婚約者だった聖女レアを冤罪で断罪、挙げ句追放し、略奪結婚した二十年後だった――。
愛を失くした英雄王×転生追放聖女の娘折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 17:00:00
111962文字
会話率:39%
第2王子アーノルドから婚約破棄され、聖女として神殿から追放の上、辺境伯に嫁ぐことになった平民出身の聖女アレン。だが、アレンには裏の顔があった。
※脇カプ・夫夫(ふうふ)の懐妊・出産したなどの説明はあり。妊娠・出産シーンなどはありません。
※
主人公の子どもは出てくるかもしれない。
※イチャラブは予告なく訪れます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 15:23:11
46645文字
会話率:44%
コミック版紙単行本2巻が4/17にKADOKAWA(カドカワ)のTLコミックレーベルPomme Comics(ポムコミックス)より発売
小説版紙書籍はKADOKAWA(カドカワ)ジュエルブックスより発売
§§§
「聖女はふたりもいらん
。とっとと、ここから出て行け!」
邪神族を退ける救国の聖女として、異世界召喚させられた凛。
しかし凛だけでなく、美羽という女の子も一緒に召喚されていた。
王妃になる野心を持つ美羽に陥れられた凛は、速攻放り出されてしまう。
行く当てもなくさまよっていると、奴隷商人に捕まってしまい、奴隷として売られることに――
助けてくれたのは、強大な力を持つ魔導師パーシヴァル。
なんとか生き延びたいリンは、彼のもとで押しかけメイドとして働くことになる。
§§§
一方、美羽サイド――
聖女のはずの美羽はまったくそれらしい仕事をせず、毎日享楽ざんまい。
金を湯水のように使い、男をはべらし、気に入らない相手は罰を与え、周囲に恐怖を与えていた。
真の救国の聖女は、実のところ凛ではないか?
そう周囲が気づくことになり、凛を殺そうと画策する美羽だが――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 19:00:00
110968文字
会話率:36%
凛は、気がついたら魔方陣の中にいた
(ここは、どこ?)
そこは異世界で、邪神族を退ける救国の聖女として召喚されたという。
もうひとりの女の子、美羽とともに――
しかし生意気な王太子が、凛はお呼びでない、美羽を聖女にと認定する。
追放さ
れた凛は、奴隷商人に捕まってしまい、性奴隷として売られることに――
助けてくれたのは、強大な力を持つ魔導師パーシヴァル。
なんとか生き延びたいリンは、彼のもとで押しかけメイドとして働く。
いつでも冷静沈着な執事(実はヴァンパイア)アーチボルトと、スケベな少年(実は狼少年)ライリー。
そしてクールだが、デレると優しいパーシヴァル。
彼らとともに森の奥深くに佇む古城で、ひっそりと暮らしていくはずだったのに。
邪神族の魔の手は、容赦なく凛に迫ってきていて――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 19:00:00
6315文字
会話率:29%