室町時代…民衆は権力者の対抗手段として魔を作り出して、権力者は魔を断つ刀で身を守っていた。
その刀の総称を魔太刀と呼ばれていた。
魔太刀は…辺境の村にのみ伝わる儀式で作られる刀である。
いつ日かこの世を治める隠喩とも捉えられ
…、権力者達だけ知る暗黙の認識…時の権力者の象徴として扱われ始め、時の権力者になりたい権力者は魔太刀を求めて魔太刀をもつ権力者に戦いを挑み、魔太刀を奪い奪われる戦国の世の原因の一つともなったとも伝わっている。
そして現代…、魔は民衆と権力者を区別なく襲う存在となり、それを密かに葬る少年がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-02 23:00:00
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会話率:55%