世間で天才科学者と呼ばれる御園翔は複数の学問に通じていた。医学、薬学、経済学等。彼はその幅広い知識を柔軟に活用することで30代前半にして巨万の富を得ていた。
しかし、彼は研究室付きの大きな邸宅を構える以外の贅沢はせず、車も軽自動車、たまの外
食もファミレス、広い邸宅なのに家政婦も雇わない。彼の義理の妹で秘書的な仕事を任されている菫との二人暮らしである事とその倹約ぶり以外はその私生活は謎に包まれていた。見かけからでは彼との接点が想像できない年齢や身なりが多彩な女性が邸宅を訪れることもしばしばあったが、それも菫の在宅中の時ばかりであったため妙な疑いをかけられることもなかった。
そんな謎多き人物である御園翔の秘密とは……
章タイトルを変更しました(2023年9月3日)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 18:00:00
152875文字
会話率:24%
木下くるみ(きのしたくるみ/24歳)は、個人で移動パン屋さんを営む駆け出しブーランジェ。
軽自動車を改造した小さな移動パン屋『くるみの木号』にたくさんの手こねパンを乗せて、今日も市内を忙しく走り回っています!
『クリノ不動産』社長の栗野
実篤(くりのさねあつ/31歳)は、ひょんなことから週に1回、事務所に『くるみの木』のパンを配達してもらうことに。
『くるみの木』のラインナップで、実篤が特に気に入ったのは、ちょっとビターなチョコがたっぷり詰まったチョココロネ。
チョココロネが取り持つ年の差/方言男女の、あれやこれやなお話の開幕で〜す♥
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○書き下ろしのため、公開後に加筆修正する場合がございます。完結時に完成形になると思っていただけたら幸いです。
○ タイトルに*が入った箇所は、性的表現を含みますのでご注意ください。
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 07:26:49
213522文字
会話率:23%
中古の自動車を探しに行った僕は不思議な少女と出会った。
メルと名乗る銀髪の少女。
彼女は見たところ子供のようだ。
※春短編2022「嘘と告白」についてはメルの素性を嘘、メルとのやり取りを告白という拡大解釈ということで
最終更新:2022-03-03 18:48:15
4108文字
会話率:26%
ある日、ある平凡な男が自宅の近所の公園でビデオデッキのような黒い箱を見つけます。
その箱はブルーレイディスクもDVDディスクも何も入れられない箱です。
けれども見かけはブルーレイディスクレコーダー等とそっくりです。
ところが、その箱にあるのは背面のHDMI端子のみです。
それを見つけた男は、その黒い箱を自宅に持ち帰ると、テレビのHDMI端子に繋ぎます。
すると、映像が映し出されます。
ところが、その映像は、誰が見たとしても、まさに国家機密そのものなのです。
もしもその国家機密が漏れると、最悪は世界中の人類がこの世から消えてしまう。
それほどの超国家機密なのです。
ただし、その機密が漏れてこの世から消えるのは人類のみです。
他の動物や植物やその他はこの世から一切消えません。
それと、人類がこの世から消えるにしても、人々は自発的に消えると思われるのです。
その国家機密とは、そのような摩訶不思議な機密なのです。
その黒い箱を手にした男は、その後、日本政府、特に総理大臣や内閣官房長官と連絡を取りながら、その超国家機密をこの世から完全に葬り去る工作を始めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 17:28:53
37715文字
会話率:27%