私は――、あなたが好きでした。
たとえあなたが、『私』を見ていなくても。『私』を通して、ずっと私の姉さまを見ていることを知っていたとしても――
明るくて太陽のような姉姫の結婚式を、明日に控えた月のきれいな夜。
叔父からもちかけられ
た政略的な縁談、そして彼と姉の関係をぼんやりと考えながら――
預けられた姉のベールを身に着けた妹姫リリーシャのところに、フラと酔いをまとって現れたのは彼女が幼い頃から想いを寄せる一人の騎士だった。
※2022/09/16 後日談(糖度↑↑)完結しました。
※2022/07/17 本編完結しました。
※身代わりの夜想曲(https://novel18.syosetu.com/n7469ey/)の改稿・連載版になります。
※第三章は、だいぶ暗めの内容が続きます。ご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 18:26:36
262369文字
会話率:48%
19歳の誕生日、いい気分で家に帰っている途中、気づけば私は知らない森へ迷い込んでいた。
その上毒蛇に脚を噛まれた私を助けてくれたのは、ものすごく尊大な物腰の、とても背が高く、素晴らしくハンサムで、がっしりした体つきの、「リ・コスイレ」と呼ば
れる男の人だった。
俺様度1000%の国王様と、健気に異世界で生きる小娘の、サバイバルな恋の行方。
こちらの作品は、以前こちらで連載をしていた自作「砂の国のオアシス」のリメイク版です。
自サイト(完結済)からの転載。ベリーズカフェさんにも掲載しています(こちらも完結済)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-01 17:46:56
213068文字
会話率:41%