オーヴェル家の長女リナエラ・オーヴェルは、社交界でも有名な悪女だ。彼女は冷酷無情で慈悲の心を持たず、鞭で使用人を罰するような乱暴な女なので、常に悪い噂が絶えなかった。
しかしそんな悪女にも婚約者がいた。
婚約者の名はザッカレイ・ロートリシュ
。名門ロートリシュ家の嫡男だ。王国騎士団に所属しているザッカレイは、数多の貴族が争奪戦を繰り広げるほど人気があったが、彼が婚約を申し込んだのはリナエラだった。
誰が見ても不釣り合いな二人の婚約に、周囲は騒然となった。けれども、この婚約には理由があったのだ。
リナエラとザッカレイの婚約は、罪への償いから結ばれたものだった。
*本作品には、以下の表現が含まれています*
・作品の冒頭で、やや暴力的なシーンがあります
・事故による身体の不自由さを表現しているシーンがあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 19:32:07
22181文字
会話率:49%
異世界恋愛ファンタジー『匂い立つは黄金の薔薇~花園の令嬢と最後の庭師~』https://kakuyomu.jp/works/16817330648999097019 の本編後日談です。身体の不自由な従者(庭師)にお嬢様が色々気を遣った結果、
従者が我慢の限界を突破してしまうお話。時系列ではアシュリンとクラウスがティンカに流刑になった直後にあたります。
※本編のネタバレを大いに含みます。
※なろうにも全年齢版本編有
https://ncode.syosetu.com/n8182hr/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 07:47:05
4938文字
会話率:69%
虎の獣人であるティーガは、生まれつき身体が弱く、力を重視する虎の一族の中で、侮蔑の対象となっていた。また、幼い頃に足を悪くし、両足が不自由となってしまったティーガは、一族の長の屋敷の小さな部屋に閉じ込められるようにして育つ。
ティーガの
知らない外の世界では、獣人のような強い特徴を持つわけではないが、数の利を生かした人間という種族が他の種族から突出するようになっていた。その手は獣人の国にも伸び、和平を結ぶ代わりに、人と、希少となりつつある虎の獣人の婚姻を進めようと提案する。自身の血を尊ぶあまり、他種族の血を招き入れることを忌避してきた虎の獣人は、獣人の中でも代を重ねるごとにその数を減らし、今や数えるほどしか存在していない。一族の存続が危ぶまれている虎の一族は、人間の繁殖能力にかけようと、その提案を呑むことにした。そうして、差し出されたのが、ティーガである。
大国の位の高い貴族との婚姻を、強引に進められたティーガ。しかし、人間と獣人の婚姻には、ティーガの知らない事情があるようで……?
*人間(貴族)×虎の獣人
*オメガバースの要素を含む
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 17:24:08
30284文字
会話率:47%