誘惑。人はさまざまな反論と抵抗を試みるが、それでも抗えない誘惑がある。耽溺することは罪なのか。弱さなのか。それとも—— 欲望と/痙攣とのあい間に/潜勢力と/実存とのあい間に/本質と/現象とのあい間に/影が落ちる/それ御国は主のものなればな
り(T.S.エリオット『うつろなる人々』)
-----嶋一挿は作中作の作家ですが、彼が実際に書いたものを設定したくなりました。一度勢いだけで書き上げましたが、未消化のモヤモヤだけが残りました。そういうわけでの改稿版です。初版はそのうちに消してしまうと思います。お気に入り登録やら評価やらしてくださった方、誠に申し訳ありません。
一部残酷・反社会的・反道徳的な内容を含みます。性描写も宗教概念もオトナ向けのものです。ご了承の上、どうぞ。(kuro-kmd)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-29 19:08:35
13888文字
会話率:5%
・・・誘惑・・・あのな、陰気な薬草園に尼僧がつくった秘密の薔薇園があって・・・薬効のない、ただ美しいものを、尼僧はこっそり育ててる・・・ある日突然、そこに青年を見つける。青白い青年は荊に脇腹を裂かれて血を流しているんだな・・・まるで天からま
っさかさまに墜ちてきたかというように・・・。
作中作品からスピンアウトしたものです。嶋一挿は自分の創作中の作家ですが、作中で扱ううちに彼が実際書いたものを想定したくなりました。おそらく筆力では創作内の彼を越えられませんが、実験作として過去作品と参照していただければ幸いです。(『読書クラブ』シリーズの中島先生の筆名です)
『誘惑』について、元カノの誘導尋問に応じるうちに作家から溢れ出した言葉…。それをきっかけに、青年はつらつらと文字を紡ぎ始める。そんな前段ですが、もちろんお読み頂かなくても完結するものです。一部残酷・反社会的・反道徳的な内容を含みます。性描写も宗教概念もオトナ向けのものです。ご了承の上、どうぞ。(from kuro-kmd)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-06 00:21:12
14660文字
会話率:9%
自作「読書クラブ」の番外編です。ナカジマと元カノ・かおるの出会い。妄想が浮かんだのでお遊びで書いてしまいました。大学の三年生になるところですね。もう既に中島君は変人です。金井美恵子著で同名の小説がありますが、今回は関係ありません…紛らわしく
てスミマセン。(金井美恵子、大ファンなのですが)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-08 18:42:19
3441文字
会話率:40%
自作「読書クラブ」の番外編です。ナカジマと元カノの会話、本編でいうと茉莉はまだ三年生で、受験でヒーヒー言っている頃という設定です。(自分の創作の二次創作じみてきました。そろそろやめないと)
最終更新:2011-04-02 11:00:37
4443文字
会話率:57%
自作「読書クラブ」の続編です。大学生になった茉莉と、大学院生の中島。教師と教え子から始まったふたりの関係は…。はじめての夏休み、紀州への旅です。お題の小説を未読でも問題ないと思います。(3/27加筆改稿しました・初回より1部増えました)
お
題:中上健次「千年の愉楽」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-27 12:55:41
20032文字
会話率:54%