16歳の時に高位貴族への殺人未遂の罪を着せられ、拷問を受けた後にも冤罪は生涯晴らされず、泣き寝入りさせられたまま44歳で自殺したエルミニア。
何の未練も残さずに死んだ筈なのに何故か6歳の頃に時間が巻き戻っていた。
人生にも社会にも何の期待も
持てず「やり直したい」という欲などなかったのに…
それでも不可抗力的に降りかかった「やり直し」の中…
「冤罪とも拷問とも無縁でいたい」という指針と共に前回とは違う自分自身を演出していく事になった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 12:20:01
205951文字
会話率:23%
七つの公国からなるティグレシア大陸東部のデュナミス圏。
そのうちの一つユーベルヴェグ公国で父親のいない母子家庭に生まれた私は、8歳の時に母親に死なれ、その後は路上暮らしをして日々ゴミ漁りと食べ物の万引きで生き長らえていた。
「孤児狩り」と呼
ばれる人民保護プログラムの執行者たる「保護官」に捕獲された事で…
「見つけ出され」、運命は大きく変わっていく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 20:42:29
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会話率:29%