「俺のカノジョに血と薔薇を『魔外者の唄』〜まがいもののうた〜」の、続編。
前作は純情青春ストーリーにして、怪奇アクションものでしたが、続編の今作は、ボーイズラブとして、お届けします。
俺、佐藤健(さとう けん)は、10年前に14歳のときに猿
川流水(ましらかわ るみ)さんによってその身を吸血鬼と変えられた。以来、人里を離れて流水さんと、甘美にして怠惰な日々を送っていたが、それは、喜多方獅童(きたかた しどう)さんとの再会とともに、唐突に終わった。そして知るーー新事実。俺は10年ぶりに人間の世界に溶け込むことを余儀なくされた。人間の中でも極上の血を持つ者を探し出し、その血を流水さんに「特別な」養分として捧げるために。ーーこの身体を使って、いまだ純潔の人間を堕とし、その血を奪うことが、俺の使命……と、なったのだけど、よりにもよって獅童さんが、その……男同士で情を交わすための、教師役になるなんて!しかも、私生活では義理の兄と弟として同居することになるなんて!しかも、同じ学校の教師と生徒という立場になるなんて!
《自分の小説の登場人物が好きすぎて、妄想を止められなかった作者が、妄想を爆発させたのが、今作です》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 22:14:33
48534文字
会話率:41%
十九世紀の英国。傾きかけた子爵家の若き当主アルフレッドは、友人宅を訪問した帰路、道に迷ってしまう。雷鳴と狼の気配に追われた挙句、一夜の宿を求めてたどり着いたのは、古色を帯びた広大な邸だった――。
ヴィクトリア期の英国を舞台に描く長編ロマンス
。血と薔薇、官能、怪奇。貴族の青年と美貌の人外が織り成す、妖しく華麗な世界をどうぞ。
※性描写は直接的な表現控えめ。視点移動あり。関係性や属性は本編で。
第二章は性的暴行、陵辱、虐待などの場面が頻出。
史実と異なる箇所多数あり。時代考証不完全。ヴィクトリア時代をイメージしたフィクション。創作ブログからの転載。エブリスタにも投稿中。金曜か土曜深夜の不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 00:04:35
303358文字
会話率:46%