とろとろ卵と鶏肉の絶妙なハーモニーが母娘丼の魅力……これは嵌まる味だ。
最近住宅街で見つけた蕎麦屋がある。
普通の蕎麦屋と思って入ってみると、造りがな、まるで料亭の如し。
客を出迎えるのは見目麗しい若い女の子だった。
他に女将さんが居るら
しいが、女の子は女将さんの娘だと言う。
ふたりだけで切り盛りする蕎麦屋。
女将さんは一見さんはもちろん、普通の常連客では会うことはできないらしい。
その女将さんに会うには条件があった。
女将さん会う資格は特別に認められた常連客に限られるとか。
やたら気になる。
上客以外に姿を見せない女将さんとやらが。
結果、その日から蕎麦屋通いが始まった。
出費がすごいことになるのだが、これも女将さんを拝むためと。
この店の看板メニューは蕎麦屋なのに、奥久慈しゃもの親子丼だとか。
毎日頼むには少々値が張る。
だが、挫けていられない。
毎日のように通いそろそろ常連なんて思ってたら、もうひとつ条件を提示されたようで。
やがて認められたのだろう、ついに女将さんと対面できた。
ヤバいくらいに嵌まりそうだ。
そして娘にも。
ひとつ注意事項があるのだ。
間違ってもグルメ小説などと思わないように。
全7話。21,634文字(本文)の短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 20:00:00
21643文字
会話率:33%
エディル・フィヴナーは、自らの唯一を手に入れた。彼女と結婚して、子供をもうけた彼が満たされることはなかった。そんな彼の歪んだ執着は、一人の男の人生に消えない呪いを刻みつけることになる。
→興味の幅が狭いトラウマ魔法士×皆に嫌われたくないト
ラウマ八方美人娘のお話。
◆前作、「じゃあ、"こういう"ことだから」のスピンオフになります。一話のみ、前作のヒーローとヒロインの絡みあり。夫婦のその後を記載しています。
◆ご注意下さい◆二話以降は彼らの長男がお話を引き継ぐ形になります。なので一話を除き前作とは完全に別物のお話になります。
前作を読んでいないと分からない不親切設計が随所に散りばめられております。申し訳ございません。
※残酷描写あり。今作ヒーローがヒロインを襲う悪漢に痛いお仕置きしております。目を通さなくてもお話の流れ的に支障はないレベルです。
※ヒロインとモブの無理ヤリ描写有。最後まではしませんが苦手な方はご遠慮ください。
◆書き進めていくうちに全く違うお話になってしまい作者自身も困惑しております。キーワードをご確認の上、くれぐれもご自愛くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 21:14:52
102581文字
会話率:29%