瀕死の騎士は身体を失い、悲劇の聖女は記憶を失った。それでも二人は約束した。未来にまた巡り逢う事を。獣人は番の証として最後の力を振り絞り、聖女の細い首筋に噛み傷を残し、聖女は自身の黒髪を男の左薬指に巻き付けた。
そして最期の時を二人は笑顔
で迎えたのだった。「またな」「またね」絶対おまえを見つけるからな。絶対わたくしを見つけてね。
これは悲しい愛に翻弄される一組の男女の純愛物語である。………たぶん
更新はかなり不定期になります。どうぞよろしくお願いいたします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-18 14:33:22
8793文字
会話率:60%