突然、中年引きこもりのおっさん、満男(みつお)が出会い系アプリケーションのモニターに選ばれた。
このアプリ、ヤれる率が妙に高いので人気なのだ。
ところが、このアプリ、なんと出会い系を超えて女の子に催眠を掛けてやりたい放題出来るとんでもない
代物だった。
家から放り出され途方に暮れていた満男は、アプリの力を使って美女の家に転がり込めばいいことに気づく。
新妻のいる家、美少女三姉妹の部屋、そして……。
なんとか生きるため、そして底なしの性欲を満たすために満男は今日もアプリの力で女たちのプライベートを侵すのだった。
※エンディングは未定ですが、バッドエンドにはならない予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 14:07:49
157852文字
会話率:11%
私が知っている彼は、名前とは正反対の人だった。
長めの髪はボサボサで無精髭を生やし、スウェットの上下を着て仕事も碌に行かないような、酒好きで私にお金の無心をするようなクズで不埒でだらしない格好の紐男。不思議とタバコは吸わなかったけど、常にパ
ソコンとタブレットみたなのを弄っていて、ゲームかなにかをしていた。
でも、私が出張から帰ってきたら、彼は消えていた――彼が持ってきた荷物の全てを持って。
そして一年半後、買い物に出た先で彼を見かけた。
その視線の先にいる彼は短く切りそろえた髪をジェルか何かでなでつけ、高級そうなスーツとネクタイを着こなし、眼鏡をかけた素敵な男性だった。そんな優しそうな、幸せそうな笑顔すら私に向けられたことはない。
胸が締め付けられて、つらかった。だから私は――。
どうしようもない男とそんな男が好きな彼女の話。
なかむラ様主催、『不埒な人企画』参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-23 00:00:00
28112文字
会話率:53%