熱砂の帝国エルハリム。玉座を巡る暗い習わしが根づくその国には、皇位継承権を二分する皇子の存在があった。第一皇子イスハークと、第二皇子ゼイン。皇帝の美質を継ぐ彼らは等しく黄金の髪と青い目を持つ精悍な青年だったが、ゼインは色狂い、穢れた出自の忌
み子で知られていた。
ある日、踊り子のシャウラはゼインと邂逅し、一夜をともにする。以来ふたりは、神聖な木曜日に秘密の廃屋で落ち合って互いを貪りあうようになった。しかしそこに、愛はない。シャウラの目的はゼインを籠絡し、意のままに操ること。次期皇帝候補として力をつけていく第一皇子に近づくための、駒に過ぎなかった。──その夜までは。
罪深い第二皇子×魔性の踊り子×盗賊の青年。
架空の中東を舞台にした惨劇ロマンス。
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※2020年5月末に刊行された合同誌『Fika』に寄稿した短編を大幅に加筆した作品です。陵辱・暴力・残酷描写、主要人物の斬首シーンを含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 22:00:08
40449文字
会話率:28%
この国の娼婦でも、第一皇子に嫁げるの?
最終更新:2021-01-14 21:02:41
1506文字
会話率:40%
ある日私は、常識が全く異なる異世界へ召喚されてしまった。
話す事は許されず、髪を伸ばす事も許されない。
何とかこの世界に慣れた頃、変わり者の第一皇子に気に入られ、婚約の流れに。
けれども、私はすっかり忘れていた。
異世界では、性交の常識すら
も違うという事を。
異世界の変態第一皇子×聖女(私)です。
※タグにご注意の上、大丈夫な方のみ進んで下さい。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 23:36:36
7328文字
会話率:46%