転生したら、魔王の生贄でした――なんて、そんなの全然笑えない。魔族が人間を支配する異世界に転生したアロイヴが神から与えられた称号は〈魔王の生贄〉。それはアロイヴが世界から死を望まれている証だった。
何年も教会の離れに軟禁され、生贄として殺さ
れるのを待つだけの日々。そんなある日、アロイヴの部屋に一匹の黒い獣が飛び込んでくる。〈紫紺〉と名付けた獣との出会いから、事態は思わぬほうへと転がっていって――。
魔王の生贄とはなんなのか。
アロイヴがこの世界に転生した理由とは。
教会はいったい何を企んでいるのか。
紫紺の正体とは。
さまざまな謎に振り回されながら、一人と一匹が幸せになるまでのお話です。
小さな黒狐(人化あり)×魔王の生贄。
執着溺愛攻めと健気受けのお話です。
攻めは最初小さいですが、将来的に大きくなります。
不憫・シリアス展開が長いですが、最終的には溺愛執着ハッピーエンドです。
※アルファポリスでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 21:00:00
238940文字
会話率:32%
詩作品です。
小説として書こうとして、なかなか文字にならないので書いてみました。
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その村は鬼の血を引くと噂されていた。
秘祭、月祭。
月のない夜、村の男たちは鬼と化す。
鬼の血を持つ女と交われば生まれるのは狂気の鬼の子。
村では
外から普通の人の女を金で買って嫁に取り、祭の夜の贄とした。
月祭の夜、男たちはその女たちを夜這う。
生贄の女と守られる鬼の女。
甘い甘い花の蜜は夜に香りを漂わせる。
幸せの在処はどこなのかと問うように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 02:45:36
382文字
会話率:0%