三代続く大店の三男、宗助はわがままで気難しい若き戯作者。読者の声に振り回され、いらいらと過ごす中で病に伏し、それを機に付きっ切りの女中を置かれることとなる。女中の名はらん。宗助の戯作が好きだという彼女と、宗助はどんどん惹かれあっていく。し
かし宗助に許婚がいることが発覚し、らんは身を引く。自分のもとを逃げ出したらんを探して宗助は奔走するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-30 19:01:35
7738文字
会話率:58%
舞台は江戸風味。人を嫌い、人から離れて生きていた紫藤蘭丸は、倒れていた侍・清次郎を気まぐれに拾う。すぐに帰すつもりだったけれど。清次郎の真っ直ぐな青い瞳に惹かれ、その心に惹かれ。
人に惹かれていく。
霊媒師・紫藤蘭丸と、彼に拾われた貧乏
侍・清次郎の。
和風ファンタジー物語。
物語はここから始まる。
*この物語は昔の日本の世界を基にした、和風BLファンタジーです。歴史小説のような難しい話ではありません。だいたい江戸の中期頃を背景として選んでいますが、詳しい描写等はあえて入れていません。小難しい表現はなるべく緩和し、現代風に直しています。そのため( )を使って説明しなくても良いよう、所々ぼかしています。歴史小説はちょっと苦手、という方でも気軽に楽しんで頂けるようにしてみました。また、この物語は大人描写が所々に出てきます。そのため18禁とさせて頂きます。ご了承下さいませ。*以前、ポケクリというサイトで【第二回ポケスペ小説大賞BL賞受賞作品】を受賞した作品です。詳しくは個人サイトへ。マイペに貼ってます。
*古いデータを使っていたので、順次手直ししていきます。しおりはずれないようにしますので、お気軽に挟んで下さいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 11:09:02
421545文字
会話率:43%