都会に憧れて就職したのに、どうやらわたしの身体はその空気を受け付けなかったらしいーー…。
都会から実家の田舎にとんぼ帰りした璃子は、心にぽっかりと空いた穴を埋められずにいた。そんな時母親から旅行に行かないかと誘われる。母親の友だちが営んでい
る民宿に行った璃子は、そこで美味しいアップルパイを作る無愛想な男と出逢いーー。
男の優しさと田舎の自然、人の温かさに触れて、弱気と虚無感に支配されていた心が少しずつ癒されていく。そして物語は璃子や男、その兄姉を巻き込んだ過去から繋がっていた。
ほのぼの恋愛のため、例によってR18は物語中盤からになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-15 19:16:07
90712文字
会話率:32%