俺も言いたい、お前の目は世界で一番綺麗だって。
「タイキョク」はあくまで一発芸のつもりだったのに、大久保の目を琥珀色と表現したことからイメージが膨らみ、第二弾を書いてしまいました。
書いているうちに「これBLにしなくてもいけるんじゃ……
」と思ったのですが、やっぱり、BLにしないと収まりがつかないものがあるんですよね。
性描写はタイキョクに比べればないも同然ですが、一応年齢制限をかけました。
タイトルの「ぬばたまきはる」とは、夜や夢の枕詞で死をイメージさせる「ぬばたま」と、「生命」や「現世」の枕詞である「たまきはる」を合わせたものです。
死に魅入られた夢想家と生命力にあふれた現実主義者、その二人をつなぐものは「たま」。
宝玉、魂、目玉。そしてその結末は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 11:35:25
8121文字
会話率:25%
まくらことば【枕詞/枕言葉】
昔の歌文、特に和歌に用いられる修辞法の一。一定の語句に冠してこれを修飾し、または語調を整える言葉。普通は5音、まれに3音・4音などのものもある。「あしひきの」「たらちねの」「ひさかたの」など。冠辞。
高校2
年生の少年・結城衛は、自らの手で『掛詞』の呪いから救った少女・二ノ瀬準と交際を始めた。
ある日、2人は下校途中の道端に倒れ込んでいた女子中学生・間夢見を発見する。
彼女の瞳に『掛詞』が刻まれていることに気付いた2人は、その呪いを解くために動くが、夢見には誰にも言えないある『秘密』があって……。
言葉が人を呪い、言葉が人を殺し、言葉が人を魅せる!
『言葉の真の意味を探る』、新感覚のオカルティック・ミステリー!
掛詞シリーズ 第二弾
『枕詞《マクラコトバ》』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 10:00:00
28324文字
会話率:52%