大日本帝国の栄光を取り戻す為に禁断の儀式が行われ冥王が復活した。
その日から地獄は植民地と化し、生と死の境界線が消えた。
学園のアイドル───和泉沙耶香は自らの宿命を知らない。
地獄の餓鬼に取り憑かれた男達が沙耶香の力に惹かれ処女を狙う。
果てしない凌辱、容赦ない暴虐、激しい拷問。
全力で抗い、叫び、命乞いをする少女を嗤いながら地獄に突き落す。
少女の危機に助けに向かった少年は暴虐の前に沈む。
「仇が討ちたいか?」
血の海に沈んだ躯に語りかける声。
少年は声無き声を上げ修羅へと生まれ変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 12:00:00
34069文字
会話率:23%
1937年12月13日に起きた南京大虐殺。山沢昭吾二等兵がそこで見たのは、軍紀弛緩し暴虐の限りを尽くす兵士たちの姿だった。
良心の痛みに耐えきれず部隊から逃げ出した山沢は、日系中国人の美しい娼婦 孫花明と出逢う。
孤独な心を寄せ合い、
山沢と花明はお互い惹かれていく。
だが、山沢の幼なじみで狂気に陥った黒馬二等兵が、花明に強烈な支配欲を燃やしてしまい……。
日本軍史上最悪の事件を背景に描く、二人の兵士の性と暴力の物語。
※本作は南京事件に基づくフィクション小説です。
※時代背景を考慮し、中国・中国人に対する差別発言や蔑称が登場します。何卒ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-13 00:48:22
100819文字
会話率:26%
とある幻想上の大陸、ミゼルナード。
その大陸では6つの種族が覇権を争い、数千年にも渡る幾多の闘争の果てに遂に平和が齎された。
水面下で衝突する国々の思惑。しかしそれも各国の平民には決して縁の無いモノであった。
–––仮初めの平和。
しかし、
そんな平和もある犠牲の上に成り立っているものであることを、誰も知り得ない。
多くの怨嗟と血に塗れた歴史は闇に葬られ、悠久の時の中で露と消えた。
だが、地の底に葬られたはずの怨念は、ある出来事を契機として蘇っていたのだ。
深い怨嗟と憤怒に燃える青年は、仮初めの平和を破壊すべく、忌まわしき力とともに暗躍する。
高貴な女達をその力で奴隷に堕とし、大地に覇を唱えるその日まで彼は止まらない。
–––これは、ある悲しき青年の復讐の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-20 18:00:00
158944文字
会話率:45%