白い髪、白い肌、そして『白い自己』を持つ男、カイ。
陸軍諜報部の士官として優秀な軍人でありながら、他人には見せられない歪みを持つ男、ゲルダ。
194X年、極北に近いF帝国と、国境を接するN国とは冷戦状態にあった。
冷たい雪に閉ざされた、一触
即発の張り詰めた空気が漂う国境で、N国の追手から逃げるカイを拾い上げた男は、本名ではない少女の名前『ゲルダ』を名乗り、カイに隠された謎を探ろうとする。
迷宮の中を彷徨いながら、着実に『壊』に舳先を向けて──。
50歳軍人×52歳精神崩壊捕虜。誰も彼もが壊れた物語。
性的なシーンがある話には「※」をつけています。
※この物語に登場する国・宗教・団体等は全て架空のものです。時代背景を踏まえた表現上、現代では差別用語に類される語句が使用される恐れがありますので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
8080文字
会話率:33%
公爵令息シュヴァリエ・アクナイトはある日、毒にあたり生死を彷徨い、唐突に前世を思い出す。自分がゲームの悪役令息に生まれ変わったことに気づいたシュヴァリエは思った。
「公爵家の力を使えば世界中の花を集めて押し花が作れる!」
押し花作りが中毒
レベルで趣味だったシュヴァリエはゲームのストーリーなどお構いなしに好き勝手動くことに決め行動が一変。その変化に周囲がドン引きする中、学園で奇妙な事件が発生!現場に一輪の花が置かれていたことを知ったシュヴァリエはこれがゲームのストーリーであることを思い出す。花が関わっているという理由で事件を追うことにしたシュヴァリエは、ゲームの登場人物であり主人公の右腕となる隣国の留学生アウル・オルニスと行動を共にするのだが……?
※⭐︎はR描写になります
※アルファポリス、エブリスタにて重複掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 16:06:16
245391文字
会話率:58%
この作品の舞台となるのはとある東北地方にある北相生市と言う架空の町。
この北相生市は鎌倉時代の当時は神楽那(みらくな)と呼ばれ、鎌倉時代から平安時代末期にかけ宗教戦争や天下分け目などの多くの戦争が起き幾多の市民たちが命を落とすも、その死者の
魂は祭られることもなく今もなお現世を彷徨い続けていると言われており、多くの死者の霊が目撃されるという事件が発生し、市民達は幾度も死者の魂を祭るように訴えて来たのだが、当時の幕府は庶民の訴えは戯言として片付けてしまい、庶民達は絶望に支配されて行くようになり市の町と呼ばれるようになるのだが、当時の領主が謎の不審死でこの世を去ったため庶民達は、死者達の怨念に殺されたと言い出した事に危機感を感じた幕府は、この北相生市に深月神社と小野塚神社の2つの神社を建立し、死者を祭るよう命じた事によりそれ以来死者の魂が彷徨う事はなくなったと言われている。
現在になり今から20年前には、現政府によりこの北相生市は2つの市に別けられ新たに南相生市が誕生するのだが、思ったように経済は発展せず20年連続の赤字に陥り国や県からの財政援助によりどうにか持ちこたえるようになったのだが、行政は思ったようにはいかず再び南相生市を北相生市に併合させようと言う政治家達が現れるようになったのだが・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 22:00:00
121341文字
会話率:49%
舞台となるのはとある東北地方にある北相生市と言う架空の町。
この北相生市は鎌倉時代の当時は神楽那(みらくな)と呼ばれ、鎌倉時代から平安時代末期にかけ宗教戦争や天下分け目などの多くの戦争が起き幾多の市民たちが命を落とすも、その死者の魂は祭られ
ることもなく今もなお現世を彷徨い続けていると言われており多くの死者の霊が目撃されるという事件が発生し、市民達は幾度も死者の魂を祭るように訴えて来たのだが、当時の幕府は庶民の訴えは戯言として片付けてしまい、庶民達は絶望に支配されて行くようになり市の町と呼ばれるようになうのだが、当時の領主が謎の不審死でこの世を去ったため庶民達は死者たちの怨念に殺されたと言い出した事に危機感を感じた幕府は、この北相生市に深月神社と小野塚神社の2つの神社を建立し死者を祭るように命じた事によりそれ以来死者の魂が現世を彷徨う事はなくなったと言われている。
現在になり今から20年前に、現政府になりこの北相生市は2つの市に別けられ新たに南相生市が誕生するのだが、思ったように経済は発展せず20年連続の赤字に陥り国や県からの財政援助によりどうにか持ちこたえるようになったのだが思ったようにはいかず再び南相生市を北相生市に併合させようと言う政治家が現れるようになったのだが・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 14:04:40
234文字
会話率:0%
舞台となるのはとある東北地方にある北相生市と言う架空の町。
この北相生市は鎌倉時代の当時は神楽那(みらくな)と呼ばれ、鎌倉時代から平安時代末期にかけ宗教戦争や天下分け目などの多くの戦争が起き幾多の市民たちが命を落とすも、その死者の魂は祭られ
ることもなく今もなお現世を彷徨い続けていると言われており多くの死者の霊が目撃されるという事件が発生し、市民達は幾度も死者の魂を祭るように訴えて来たのだが、当時の幕府は庶民の訴えは戯言として片付けてしまい庶民達は絶望に支配されて行くようになり市の町と呼ばれるようになうのだが、当時の領主が謎の不審死でこの世を去ったため庶民達は死者たちの怨念に殺されたと言い出した事に危機感を感じた幕府は、この北相生市に深月神社と小野塚神社の2つの神社を建立し死者を祭るように命じた事によりそれ以来死者の魂が現世を彷徨う事はなくなったと言われている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 12:21:28
220文字
会話率:0%
『性奴隷習得支援アプリ』を得た俺……上条信也は、スマホ片手に街を彷徨う。
目的はもちろん、性奴隷を捕まえるためだ。
そして、今回目を付けたのは……
※この作品は、「神アプリ『性奴隷習得支援アプリ』を得た俺は、美少女を捕まえて姫初めで童貞を
卒業します!?」の続編となりますが、一応単話完結のオムニバス形式ですので、知らなくても楽しめますが、もしよろしければ、前作も呼んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 08:20:00
87111文字
会話率:38%
冥府の王であるハデスと側室のエメロンの間に生まれたエイドリアンが一五歳の誕生日を迎えたその日、妹と共にエメロンは冥界から姿を消した。
エイドリアンはエメロンと共に姿を消した妹を探すため、冥界を離れる。そこで彼を待ち受けていたのは死と絶望
。そして生きるためのヴァンパイアとしてのツールだった。
ヴァンパイアハンターとなり天界の神の奴隷と化したエイドリアンは、飢えを凌ぐため人間界を彷徨い歩く。
そこで出逢ったのは、妹と親しい間柄だった魔族のユーインだった。
彼はエイドリアンの妹を助けるため、下界に下り立ちエイドリアンに自らの身体を差し出した。
やがてエイドリアンは献身的なユーインの姿に惹かれはじめる。
――ユーイン、お前はそれほどまでに妹を愛しているのか……。
戸惑いを隠せないエイドリアンだが、実はユーインが密かに想っていたのは妹ではなく――……。
ダークアクションファンタジーです。
※この作品は携帯小説サイト「fujossy」さん、「エブリスタ」さんでも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 19:22:52
71325文字
会話率:12%
大学を卒業し、就職活動が上手くいかずに足掻いていた黒川航次は、奨学金の返済と心身の鍛錬のために自衛隊に入る。
4年間勤務し奨学金を返済、退職した後に就職したが、会社が倒産。
いろいろあって、その日暮らしの派遣労働者をやりながら大金と安定
した職を求め世間を彷徨っていた。
世話になっている社長から紹介されたネフェルという企業で、仕事を手伝っているうちに、海外での軍事教練や、違法な施設の保全業務等、際どいことも頼まれるようになる。
稼ぎは良くなったが、果たして人生かけてやる仕事なのか自問自答しているうちに、仕事を続ける自信が無くなりネフェルの仕事を辞める。
また、就職活動を再開しなんとか就職するが、ブラック企業で無理ゲーに近い業務を課せられ半年で退職。
昔の際どい仕事に戻りたくなる誘惑を跳ね退け、一念発起する。良いと思ったことはすぐに取り入れ、法務教官になるという目標も立てる。そして、試験勉強に取り組み、生活習慣も改善。目標に向かって突き進み、なんとか採用試験を突破し、就職する。長い道のりだったが、黒川航次の就職を巡る物語はここで幕を閉じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 22:28:36
47798文字
会話率:27%
ホテル咲耶荘出副支配人をしている市木蓮は、ある秘密を抱えている。それは、継母の取ってくる客に体を売るという、屈辱的な行為だった。それも客は蓮に対して嗜虐することを望んでいて、毎回蓮は精神的に追い詰められていた。
その蓮が頼っているものに
、ある男が気づいてしまう。そして、ある提案をしてきたのだった。
「それの代わりに、俺が抱いてやるよ」
悪魔に身を焼かれた後に、救済のために彼の元へと通う蓮。その関係性が唯一の希望だった彼が、あるきっかけで再び地獄へと突き落とされる。
すれ違いと思い込みによる地獄を彷徨う蓮。彼を救うために、オールソーツメンバーが力を尽くす、サイドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 16:44:18
54899文字
会話率:41%
入学式前日に、突然交通事故で生死を彷徨うハメになった生覇馬(なまはめ)。
交通事故は、実は地球を管理している神様の手違いで、起きてしまった事故だと言うことが、判明した。
神様はお詫びとして、地球を破壊する以外のお願いは全て叶えるから許し
てくれと言われ、生覇馬は不老不死、精力無限、巨根、自分が現実化して欲しい事を書くと、現実化するスマホを欲しいと頼み、神様から能力を与えて貰った。
生覇馬は、この能力を使い、学園に通う生徒、教師、ガードマン、養護教師、学園在中の医師、学園在中の看護士達、全ての学園関係者達を、生覇馬にとって、都合の良い学園にし、次々と超爆乳処女の女性達を毒牙に掛けていき、超爆乳ハーレムを築くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 19:30:40
13440文字
会話率:56%
プロアニア帝国の黒薔薇と称される、アンジェリーナ・スチュアートは17歳の折、属国アリネスのパーシー辺境伯領長男エドワードへ嫁ぐことになった。プロアニア帝国騎士団長ガリウス・ラッセルと、侍女アネモネを連れパーシー辺境伯領に降り立ったアンジェリ
ーナはその惨状に言葉を失った。出てくる食事も粗末で、部屋も寒く、満足に暮らすことも出来ない。しかもエドワードは他の女の名前を呼びながら邸内を彷徨いていたとアネモネから告げられ、アンジェリーナの我慢は限界に……!?
⚠初投稿長編です。
⚠R18表現は物語のかなり後半になります。
⚠遅筆です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 12:53:34
82470文字
会話率:25%
ある日休日出勤をしていた茨城百子(いばらぎももこ)は熱を出してしまい、予定よりもかなり早く家に帰り着いたのだが、そこで見たのは同棲している彼氏が知らない女性を部屋に連れ込んでいる光景だった。
その場から逃げ出した百子は、家に帰る気にはなれず
にふらふらと繁華街を彷徨い、妙な男達に絡まれるが、たまたまそこに居合わせた大学の同期の東雲陽翔(しののめはると)に助けられ、家に帰るのを拒む百子に陽翔は自身の家へと招き入れて看病することになった。
そして百子は家が決まるまでの間は陽翔の提案により彼の家に居候することになる。
だが陽翔は百子を逃がすつもりはないようで……?
不器用女子とクールでツンデレな男子の、同居から始まるじれじれな恋物語です
※R18シーンには★を、R15シーンには☆をつけています
いずれの印がついている話は背後にご注意を折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 21:10:47
71557文字
会話率:50%
蜜吸い獣人のアルディヤは、ある日突風に連れ去られ、気付いたら見知らぬ森の中にいた。食べ物もなく彷徨うアルディヤが出会ったのは、妖樹人の魔術師シアードだった。シアードはアルディヤに自身に咲く花の蜜を食事として提供することを申し出てくれて…。3
話完結予定。
※樹人×獣人。※無配同人誌の改稿再掲。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 12:16:26
16780文字
会話率:39%
2024年2月27日全話書き直しが終了致しましたので、
旧verは下げさせて頂きました。
申し訳ありません。
更新頻度は週1~2回を予定しております。
寝ていたらいつの間にか異世界の王城に転移していた
男子高校生の須之原翼空。王城から脱出し
ようと
彷徨っていたらこの国の第3王子に腕を羽交い締め
にされて尋問を受けていたら嘘の匂いがしないと
いわれて……どうやら王族にしか使えない魔法らしい
虎獣人の第3王子と男子高校生のもだもだを楽しんで
頂けたら嬉しいです。(不定期更新)アルファポリス、pixivにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 09:00:00
24028文字
会話率:74%
『逢魔羅時(オウマラトキ)』。それは妖艶なる魔のモノ、略して妖魔(ようま)と呼ばれる者達が精気を得るために魔羅を求めて彷徨い歩く時。
そんな言葉がある世界にていつも通り生活をしていた、霊感があり、ふたなりな少女、■■■(A子)。
彼女があ
る日、祖母から送られてきた封筒を開けると、中から神様と名乗る性別不明の子供がお守りが出て来て―――。
それから始まる、彼女の変わってしまった日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 14:33:28
39181文字
会話率:33%
青い大空から御使い様が手を差し伸べてくる。喜びその手を掴もうと差し伸べたが御使い様が蹴り上げられ逃げて行った。俺はムカつきそいつを睨みつけた。あの有名骸骨だ。
俺は転生させられた。そこは神と人間が共存する魔法と剣の国だったが前世の記憶と貰っ
た魂との融合が噛み合わず俺は彷徨っていた。神はこの世界は並行世界で他の世界も沢山ある。魂の海は枯渇し新しい生命は産まれない。だから転送や転移をバンバン行い、消滅する魂を防ごうとしている。
唯一の大女神様(創造神か?)眠りに入り女神の一部で作られた三神、光と闇の代表が喧嘩?
人間は神の創った地で勝手放題と光の神が唯一神を目指し魔王と組んで世界を消滅させる?。
それに魔王か加担、光と魔王がタック? 闇と魔王の方がしっくりくるのだが、間違ってないか?
最終決戦も近いらしい。俺に人間代表として(勇者?)魔王を退治しろと無理なことを言う。
神なんだから自分でヤレ
骸骨はお構いなしに事を進めているが魂を司る神は懐疑的だ。
ボーイズラブ。ハッピーエンド。異世界転生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 20:00:00
140039文字
会話率:12%
「中性的な見た目の女性が、可愛い女の子を弄ぶ話」
20世紀、大西洋に突如浮上した島国アスラン。
その国では発展の裏ではとある「薬」がばら撒かれ密やかに日常を脅かされていた。
島国の下層区域、スラム街の片隅に一人の少女が彷徨っていた。また。
時を同じくにして一人の大人が人々を観察していた。
少女は赤い靴を閃かし、大人は紫煙を曇らせそれぞれの目的のために動き始める。バイオレンスとヒューマンドラマ、そして純愛をスパイスに添えてどうぞ召し上がりください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 00:00:00
79270文字
会話率:48%
20世紀、大西洋に突如浮上した島国アスラン。
その国では発展の裏ではとある「薬」がばら撒かれ密やかに日常を脅かされていた。
島国の下層区域、スラム街の片隅に一人の少女が彷徨っていた。また。時を同じくにして一人の大人が人々を観察していた。
少
女は赤い靴を閃かし、大人は紫煙を曇らせそれぞれの目的のために動き始める。」バイオレンスとヒューマンドラマ、そして純愛をスパイスに添えてどうぞ召し上がりください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 00:44:38
1714文字
会話率:50%
異次元ワールドである大和国での高校生の夫婦の物語を色んな形で短編的に書いてみました。
大和国人口減少に伴う少子化対策により、積極的に15歳で高校生に入学してから婚姻を推奨して、人口を増やす様々な政策を施行して試行錯誤しながら運営している
状態となった。
一夫多妻制度も改正の度に議題にあがるも、時期早々と云う考えが主流で毎回先送りの状態ですが、いずれは導入しなければならなくなると予想されている。
そんな彷徨ような政策に振り回される若者たちに起こる様々な高校生夫婦の婚姻までの経緯と妊娠するまでの経緯などのエピソードを書き記していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 05:00:00
367533文字
会話率:56%
未曾有の戦乱が起こり、そして人類の滅びとなる出来事が重なった未来。
人類最後にして、唯一生存を赦されるという希望の地がある――
その極北の小さな大地は、溶けた氷ゆえに地上に現れるが、それも程なく。 星の浄化作用によって、極北の地は大いなる
永久凍土に再び覆われる。
それでも噂があった。
人類最後の希望の大地。
生命の存在そのものを否定する氷の大陸エンデンフィルト――
何時の頃からか、その大地はそう呼ばれた。
生者絶命の環境下の中。
何故そこが人類の生存圏なのか。
それは誰も知らない、理由すら知らない。
そもそも誰が言い出したのかも――
されど残った人類は生きる為に我が子さえ枷の如く投げ捨て、もしくは完全飢餓状態から脱するため我が子すら喰らい、奥さんとファックしながら北を目指す!
新たな文明を構築する為。
新たなる人の種の保存の為。
天空から陽光見れない雷鳴と放射能強酸性雨の中で、地上は燃え尽きない油で灼炎の大地と化し、それすらも凍えさせるほど寒波が大地を覆いつくす。
その中を跋扈する悪魔と逃れる人間。
希望を見出し、人々はただただ歩き続ける。
その大地に救世主が向かったのは、本当に彼の意思だったのか。
魔物を狩る者にして魔物を呼び込む災厄の魔神。
人は彼――ブラック・オニキス――をそう呼んだ。
彼が北へ向かう理由。
それを知るものは彼に付き従う幼女と従者の魔族の【軍団』だけだろう。
終焉渦巻く星の上で、救世主と、破滅への支配者と示唆される彼もまた、彷徨える旅人となって極北の地を求めたのは――何もかもが定まらない、創世記より始まりハルマゲドンも終わり、その最果ての時代にて動き出す歴史の最終章。
それは間違いなく――真実となるのだろう。
彼は携えた武器と美幼女らの囁きに応え、ただ、約束を果たすために北へ向かう。
何時の頃か、生存者の間で、そんな噂がまことしやかに広がっていく。
さぁ、世界は滅ぶ。
人はもう子孫を残せない。
その事実を知らず、どうにか生まれた子ですら食料と化し、もしくは見捨てて置き去りにする。
跋扈する妖魔のエサと化す。
されど、その瞬間に、
ブラック・オニキスがやってくる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 20:54:15
9287文字
会話率:32%
ハイマー辺境領主のグルシエス家に仕える、ディラン・サヘンドラ。
主である辺境伯グルシエス家三男、クリストファーと共に王立学園を卒業し、ハイマー領へと戻る。
その数日後、魔獣討伐のために騎士団と共に出撃したところ、幼い見た目の言葉を話せない子
供を拾う。
リアンと名付けたその子供は、クリストファーの思惑でディランと彼を父母と認識してしまった。
個性豊かなグルシエス家、仕える面々、不思議な生き物たちに囲まれ、リアンはのびのびと暮らす。
ある日、世界的宗教であるマナ・ユリエ教の教団騎士であるエイギルがリアンを訪ねてきた。
リアンは次代の世界樹の精霊である。そのため、次のシンボルとして教団に居を移してほしい、と告げるエイギル。
だがリアンはそれを拒否する。リアンが嫌なら、と二人も支持する。
その判断が教皇アーシスの怒髪天をついてしまった。
数週間後、教団騎士団がハイマー辺境領邸を襲撃した。
ディランはリアンとクリストファーを守るため、リアンを迎えにきたエイギルと対峙する。
だが実力の差は大きく、ディランは斬り伏せられ、死の淵を彷徨う。
次に目が覚めた時、ディランはユグドラシルの元にいた。
ユグドラシルが用意したアフタヌーンティーを前に、意識が途絶えたあとのこと、自分とクリストファーの状態、リアンの決断、そして、何故自分とクリストファーがリアンの養親に選ばれたのかを聞かされる。
ユグドラシルに送り出され、意識が戻ったのは襲撃から数日後だった。
後日、リアンが拾ってきた不思議な生き物たちが実は四大元素の精霊たちであると知らされる。
彼らとグルシエス家中の協力を得て、ディランとクリストファーは鍛錬に励む。
一ヶ月後、ディランとクリスは四大精霊を伴い、教団本部がある隣国にいた。
教会の膝元の町で、二人は当代の聖女マキナと出会う。彼女からエイギルが行方不明という情報を得た――……。
美形魔導士とその従者、そして二人の〝子供〟が織りなす、ファンタジーBL物語。
※主人公CP以外にも、かつて肉体関係があったCPがいます。
※戦闘、流血表現、残酷表現が含まれます。
※アルファポリス様にて、先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 19:00:00
240887文字
会話率:30%
留学中に実家が潰れて家族を失くし、婚約者にも捨てられ、どこにも行く宛てがなく彷徨っていた僕を助けてくれたのは隣国の宰相だった。
家が潰れた僕は平民。彼は宰相様、それなのに僕は恐れ多くも彼に恋をした。
※アルファポリスにも掲載中
2024/
1/4 番外編追加しました。
誤字脱字報告ありがとうございますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 19:00:00
134579文字
会話率:45%
今夜も慎は抱いてくれる相手を探して街を彷徨う。
最終更新:2023-12-25 17:10:46
13561文字
会話率:21%
少年売春をしている慎は、幼い頃から不仲な両親のもとで病んで行き、高校では疎外感を感じていた。
家に帰ると相変わらず両親は罵り合っていた。
誰かに抱かれたい、そう望む慎は今夜も肌の温もりを求めて街を彷徨う。
最終更新:2021-08-12 02:22:21
13518文字
会話率:21%