偏見はびこる田舎町で息苦しさを感じつつ生きてきた牧田都亜(20)は、原付のスリップ事故により命を落としてしまう。
目を覚ました都亜は、そこが前世で読んでいたバッドエンドBL小説『生贄の少年花嫁』の世界だと気づく。しかも自分は、この物語の主人
公となる生贄・トア(18)であるということも……!
せっかく異世界転生するのなら、イケメンに囲まれる乙女ゲーム的世界や、ほのぼのスローライフを送れる世界がよかったのに、ここはよりにもよってバッドエンド小説。このままでは、トアは陵辱三昧の末に自害という未来しかない。
だが、目の前に現れた吸血鬼・ヴァルフィリスは目を見張るほどの絶世の美形。甘く迫られ、恋愛に縁のなかったトアはうっかり挙動不審な行動をとってしまう。すると、ヴァルフィリスもなにやら想像とは異なる反応を見せるようになって……?
◇R18要素のあるシーンには※をつけます
◇改稿前バージョンは5/9をもってすべて非公開にいたします。お読みくださった皆様、ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 07:00:00
131958文字
会話率:40%
大陸一の美姫と名高い小国ウィンガラードの姫が、御神託の花嫁として神聖国メルタバーナを治める神官王に嫁ぐことが決まった。白き新雪のような肌に闇夜を纏(まと)うような黒眼黒髪の姫は、美しく艶やかな唇に笑みを浮かべ、ようやく願いが叶ったとつぶやく
――。
※神官王、花嫁二人の視点で話が進みます。
※性描写だけでなく残酷な表現を含みますので、苦手な方はご注意ください。
[神官王 × 美しき花嫁(小国の王子) / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 10:00:00
80389文字
会話率:38%
東の国から両親とともに西の土地に流れ着いたシュエシは、両親亡きあと土地の者たちに育てられていた。土地には領主様に花嫁として娘を差し出す習わしがあり、シュエシは娘の身代わりとして領主様の屋敷へ向かうことになった。これまで差し出された花嫁は誰一
人として姿を見せないため、領主様は娘を売り払っているのか、はたまた生贄にしている化け物ではないかという噂もあったが――。※アルファポリス他に転載
[吸血鬼の領主 × 身代わりの少年花嫁 / BL / R18]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 10:00:00
62696文字
会話率:45%
この村には、ある風習がある。
大晦日の夜、氏神様の姫はじめのお相手として少女の人形を捧げるという、古くからある習わしだ。
その人形を届ける役目の者以外は、花嫁人形を長く見詰めてはいけない。
氏神様に攫われて、花嫁の代わりにされてしまうから。
ある少年はその花嫁人形を見たばかりに、無理矢理犯され種付けをされた。
そして、毎晩毎晩孕み腹で夜伽をさせられ、子を産んでもまた孕まされ続ける、氏神様の花嫁にされてしまったそうだよ。
恐ろしい話だろう。
詳しく聞きたいのかい?
なら、少しだけ。
その少年が最初の子を孕んだ夜の話をしてあげようか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-03 13:50:35
7813文字
会話率:37%