◆下心ありきの恋慕を抱いてしまい苦悩する超堅物男と、治療の過程で彼の好意に気づいてしまった女の話(前後編予定)
◆アラスジ:ある日、呪い専門の治癒術師であるラルカの前に、かつての上司にして至高の聖騎士と評される男ヴィラルウスが現れた。自分を
聖騎士団から追い出した張本人の謎の来訪に、ラルカは患者でないなら帰れと一蹴するも、どうやらヴィラルウスには深刻な呪いがかけられているらしい、が当人は頑なに症状を語ろうとしない。その事情を察し、治療が必要だと判断したラルカはヴィラルウスの入院を許可するが、そこで突然彼にキスをされて……そう、彼が抱えていたのは、強力な発情の呪いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 08:00:00
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会話率:48%