ことなかれ主義の宮廷画家のマリウスは国王陛下からの肖像画の依頼で、とある辺境の伯爵であるルドルフ様のお屋敷へと旅立った。ルドルフ様は癇癪持ちの偏屈な男性で、肖像画等いらないと足蹴にされてしまう。それでも持ち前の粘り強さで彼のスケッチを陰なが
ら続けるうちに、ひょんな事から彼との距離が縮まった。そしてとある日、ルドルフ様から突然キスをされ───。
サクッとコメディな短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 13:02:46
18944文字
会話率:51%
暗君とも言える前王が崩御し、新王・ディオグレスが治世するようになった国は、徐々に落ち着きを取り戻していた。全ては王とその正妃のおかげだと人々は喜んだ。しかし、二人の出会いや逸話の数々が夢物語のように語られるその陰で、まるでその存在を隠される
ように消された一人の側妃がいるという事実は、王宮で働く者ですら、ごく一握りの者しか知ることがない…―――
※Twitter企画『2020男子後宮BL』への参加作品です。
※ちょっぴりシリアスを目指して短編連載。受が不憫ですが、最後はハッピーエンドです。
※どヘタレ拗らせ王様攻×健気一途な側妃受
※R18相当の話には*をつける予定です。
※男性妊娠が可能な世界観ですが、出産シーンなどはない予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-02 08:39:56
72557文字
会話率:49%