禍福神(かふくがみ)に関する揉め事を請け負う奉禍師(ほうかし)を生業にしている多聞は、依頼を受けて地滑りが頻繁に起こっているというある山里を訪れた。多聞は地滑りの原因を調べるため山へと分け入ったが、途中で季節外れの嵐に遭遇してしまう。幸いに
も山奥で一軒の家を見つけ、「屋根を貸してくれないか」と戸を叩くと、中から返ってきたのは低い男の声。「──雨が止むまでなら家に上げてやる。ただし、一歩この中に足を踏み入れたら俺の言うことに従ってもらう」。男が多聞に従うよう求めてきたこととは、実に奇妙なもので…。
・多少流血表現があります。苦手な方はご注意下さい。
・他サイトにも掲載中。他サイトに掲載しているものを加筆修正して投稿しています。
・2018.6.10 完結しました。ありがとうございました。
・2019.1.2 番外編を追加しました。
・2019.4.29 SSを追加しました。
・2019.8.2 番外編その2~
・2019.8.7 番外編その2完結しました。
2019…同人誌化しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 00:30:01
207610文字
会話率:55%