刑相続。それは、下された服役期間を残して死去した懲役囚の子女を逮捕して刑務所に収監、罪人として残りの刑期を全うさせる刑罰の相続だ。殺人を犯した懲役囚である母親から獄中出産され、その後母親の顔を見ることなく児童養護施設で育った天涯孤独の女子
高生、楠木明日香は、母親の死と共に刑相続の対象者として逮捕され、残りの服役期間である10年という膨大な歳月を母親に代わって刑務所で過ごすことが確定されてしまう。
男性刑務官からの命令による全裸検査、全裸土下座、カンカン踊り、全裸行進、監視付きの入浴、長く苦しい刑務作業⋯⋯。無関係の罪によって青春をふいにされた挙句囚人に身を堕とされ、羞恥と屈辱の刑務所暮らしを続ける怒りと悲しみ、そして亡き母への怨みに頬を濡らす明日香の人生の先にあるものは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 13:30:59
12878文字
会話率:21%
俺はあの時からずっと後悔している。だから時間を経て、跳んだんだ。あいつを救う為に。
※この作品には暴力的なシーンや言葉があります。作品として必要なので描写しております。ご注意下さい。また、特定の場所ではなく架空の世界や街並みを想定しており
ます。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 07:35:34
20303文字
会話率:36%