「初恋はどんなものかって?それは、まるで提灯に釣鐘のようだったさ」
裏切られ傷つけられて15年。長いことお付き合いを続けてきた恋人と別れることを決めた信。
次こそ幸せな恋をする!
そんな信に訪れた出会いの相手は、惚れ惚れするような美貌と財力
を持つ男──望月雅彦だった。だが、そんな彼にも欠点がひとつ。
それは素晴らしいスペックをもってしても我慢のならない、傲慢で無神経な偏屈者であることだった。おまけに童貞であることを自慢してくる始末。
恋愛はおままごとなのだと馬鹿にしてくる雅彦に、本気で思い続けただけに痛みを引きずる信たち二人の相性は最悪だ。顔を合わせる度にいがみ合う二人だったが、いつしかその関係に淡い芽が咲く。そんな時、別れた筈の元恋人が信のもとにやってきたのだが……。
* * *
雅彦、36歳童貞。眉目秀麗だが偏屈者の攻め。
信、32歳健気美人。見た目と中身は違う強気受け。
ざまぁの展開になるかは今のところ半々の予定です。じれじれもだもだのメンズラブ(になればいいな)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-11 23:24:20
2642文字
会話率:9%
日頃、非常に愛想が良く、人の良さそうな先生。でも付き合ってみると結構変わってるんです。
短編。
最終更新:2017-06-02 09:58:27
6529文字
会話率:25%
やや偏屈者の医師・研究者ユージーン(伯爵次男・意外や色男の過去)と、儚く謎めいた旧友の妹(侯爵令嬢・読書家の籠の鳥)ふたりの恋と、周囲の人々
1900年代初頭、英国。
ユージーン・マクラクランは、シェスタベリ伯爵の次男。
医師として研究者
として充実した日々を過ごしていたが、旧友コーネリアス・ウォーレン卿の父、ストラウド侯爵の急逝を契機として、その人生に大きな変化が訪れる。
儚くも美しいレディとの、幻想的な出会い。
戸惑いためらいながらも彼女との愛を深め合う、そんな幸福な時間も束の間、旧友を次々とおとなう不幸。
そして、ユージーンの人生もまた、とめようもない運命の波に飲み込まれていく。
(完結旧作の転載です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-08 22:00:00
308097文字
会話率:17%