アンドロイドを持つのが当たり前になった時代。
ある名家は八歳になったらアンドロイドを与えるというしきたりがあった。創造主であるライラからコヨリという名を与えられたアンドロイドの私は助手として彼女とともにその家に訪れた。しかし、理想のアンドロ
イドを頼めるにもかかわらず、その家の子供――史人は私がほしいと言った。
一悶着あった末、私は彼のものになり十年。すっかり青年に育った彼を見るたびに私の胸のコアや頭の回路はときおり熱を帯びてエラーを吐くようになった。
史人(ふみと)×コヨリ(SF/主従/俺様一途×天然健気/主×従者/人間×アンドロイド/年下攻/甘々/溺愛/じれじれ/ロボット/ハッピーエンド/受視点)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 18:15:09
22649文字
会話率:56%
一家に一台アンドロイドを、という謳い文句が流れてはや幾年。
人間そっくりのアンドロイドが出回るにつれ、アンドロイドに恋愛感情を抱く、精神疾患、通称『AS』が人間に発症した。
「ASになる人間はコミュ障と変態だけ」
そう鼻で笑っていた青年マサ
ノブは、彼の所有するアンドロイド、フジモリに「マサノブはASを発症している」と指摘されて…
人間の青年(ツンデレ)×ガチムチスキンペットアンドロイド(献身的)が、「俺はアンドロイドなんか好きじゃない」「しかしながら数値的には私に好意を持っていると」「黙れポンコツ!」とぐだぐだしするハピエン小話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 00:14:16
38110文字
会話率:34%
「この身体が形を失っても、あなたへの愛は消えません」
アンドロイドは、心や魂を持ちうるか? 人間との間に愛は生まれるか?
20XX年。人間に限りなく近いアンドロイドを作ることが技術的に可能になった時代。
画家の光崎 遠矢(みつざき と
おや)は、パートナーの桂樹(けいじゅ)を病のうちに喪った。
遺された遠矢の相棒として、桂樹は存命中に、自分自身を模したアンドロイドを発注していた。
桂樹を喪った悲しみが癒えない遠矢は、困惑しながらも、若き日の桂樹に外観がそっくりなアンドロイドDAPHNE(ダフネ)を受け入れる。
ロボット工学の一人者・神田博士は、「性格も、丸っきり桂樹と同じにして欲しい」という遠矢のオーダーを拒絶する。
「双子であっても、全く同じ人間になりえないように、ある人間と全く同じ性格のアンドロイドを作ることはできないし、100%人間と同じ情操を有するアンドロイドを作ったら、それはもはや機械ではない。心や魂が宿っているものは、もはや人間と同じだ」と。
遠矢の元へやってきたダフネは、亡き桂樹と同じ基本性格を受け継ぎ、明るく朗らかな少年だったが、自動学習機能により成長する脳を搭載しているため、独自進化を遂げ、かなりやんちゃな性格になった。
遠矢は、ダフネを、子犬か子猫でも拾ったかのように可愛がり、教育を施す。
しかし、ある出来事をきっかけに、ダフネは急激な成長を遂げ、性的にも成熟する。
遠矢とダフネは愛し合うようになる。
アンドロイドは、どこまで人間に近付けるのか。
不老不死のダフネと、人間の遠矢の恋の行く末は。
心とは。魂とは。恋とは何か。に迫ります。
この作品は、fujossyにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 20:00:00
42744文字
会話率:30%