ルーク・イージスは十五歳のときに両親が王都へ男爵の爵位を授かる旅の途中で事故に遭い、そのどちらをも失った。
執事も最低限のことを教えたら家を去ると言われて打ちひしがれていたある雨の日のこと、猫の亜人の子供が小さな家の前に捨てられていた。五歳
くらいのその子は人間と共に暮らす亜人ではなく、野生と共に暮らす亜人の子だった。
あきらかに捨てられているその子供を自分に重ね、セルシオ、と名付けて面倒を見ることにしたルーク。セルシオは日々様々な表情を見せて成長していき、家督を継いで男爵となったルークはセルシオを溺愛する。
それから十三年の月日を共にし、気が付いたときにはがっしりとした色男に育ったセルシオはルークに愛を囁くようになっていた。どこで育児を間違えたんだ、と悩むルークとは裏腹に、セルシオの愛情は止まらない。
小さいころから街に出ていたセルシオはいつの間にかそういう本を買って勉強していて、愛しているから交尾しましょう、と言い出して。なにをどう間違えたんだ。
敬語美形猫亜人×親愛を越えた情をなかなか受け入れたくない平凡男爵。
※最初は出会いから育児と移るのであまあまいちゃいちゃはちょっと先です。長い目でお願いします。
※獣成分があります。苦手な方はお気をつけください。
※エロもだいぶ先です。お待たせしてすみません。ちなみに予告なくエロが入りますので背後注意。
※ほのぼのとしてますがたまにシリアスになる……かも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 17:55:51
7525文字
会話率:50%
VRMMOが生まれる前段階のゲーム、VRRPG。俺がハマった『花に願いし帰路の奇跡』というゲームの中で拾った少年、リーは亜人でブラックタイガーだった。……って、言っとくけどエビじゃないぞ! もふもふな方のブラックタイガーだ! やけに懐かれ、
健全なはずのゲーム内で貞操の危機に遭ったこともあったけど、それもそのはず。どうやらリーは、AIじゃなかったらしい。亜人少年×保護者青年のち亜人青年×保護され青年。逆トリップのち異世界トリップ。受けはともかく、攻めは一途(執着心)に受けが好き!
※長らく放置してしまい申し訳ありませんでした。書き直しの為、こちらの話は完結済みとさせて頂きます。詳しくは活動報告をご覧くださいませ。(2016/08/23)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-29 09:59:19
57594文字
会話率:20%