魔導大国ヴァレンシュタインの騎士見習いファリカは、王太子ミハエルの激しい寵愛を受け、彼と幾度も体を重ねてきた。けれど、身分の釣り合わないファリカではミハエルの妃にはなれない。日陰の身であることに耐えミハエルを愛し続けるファリカに、ある日、他
ならぬミハエルその人が残酷な言葉を告げた。「ヴァレンシュタインの王太子妃となる資格を持つ聖女アンネマリーを城に迎える」と。王都にやってきた美しい聖女と、彼女を笑顔で受け入れるミハエルの姿に、ファリカは絶望する。だが、聖女を妃に迎えるはずのミハエルは、ファリカを遠ざけようとはしなかった。いつものようにファリカの体を甘く責め立てながら、ミハエルは言う。「僕は今日から嘘つきになる」と……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-23 15:08:52
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会話率:34%