ヤンデレ味 ノクターン・ムーンライト　作者検索

私・矢車碧衣（やぐるま　あおい）は単位欲しさにある実験に参加し、友達・麻井緋々来（あさい　ひびき）の身体を手に入れてしまう。 緋々来は気が合う友達で、親友・水引花菜野（みずびき　はなの）の彼氏だ。 わけあって碧衣はこの頃緋々来を避けていた。 実験により緋々来と入れ替わってしまったことにより、碧衣は彼と接する機会が生まれてしまう。 束縛のきつい彼氏・柘常盤（つげ　ときわ）、寝取り系と言われる親友・水引花菜野。 そして、ノリも気も合う友達の緋々来。 碧衣にとっては、ただ穏やかな付き合いがしたい彼氏や友達だ。 みんなのことが好きだし、仲良くしたいだけだった。 碧衣も、彼らも、ただ相手のことが好きなだけだ。 仲のいい友達でいるための資格なんて、必要？と思うけれど――――。 碧衣は知らぬまま、最恐ヤンデレ包囲網を張られることになる。 「あの子の人生に残るために、どんな手段でも使う」 ヤンデレ味のフレンド×ラブストーリー。 折りたたむ>>続きをよむ

一人の少年を病的に想う少女が、彼の親友と入れ替わってしまい暴走し、結ばれていく話です ヤンデレ味ですが、四肢欠損等の残酷な描写はございませんので安心してくださいませ ただ肉体的BLに分類されるのでそちらの方はご注意をば

あたしは７対３の割合で男の多い世界に落ちた。 名を『ロンゴメリア』という。 「マユキ、契約しないか？」 その男はあたしを一瞥したあと少し考えてから「私はね、女が大嫌いなんだ。キミの生活の面倒をみるその代わりに、契約上の結婚をしてはくれないかい？」と満足気に微笑みかけてきた。 多重婚のあるこの世界で、クレイグ・ウォッシュバーン公爵の提案に、右も左も分からないあたしは、ゆっくりと頷く。 　 　☆ 　 花街に入る入り口で子どもが引きずられ暴れ叫んでいる。 １０歳前後の子どもが、多くここに連れてこられていた。 ちょうど花街に売られていくところなのだろう。 「……ねぇキミ、あたしと結婚する？」 私は足を止めてその子どもに声をかけた。 折りたたむ>>続きをよむ