とある惑星リエントでは、人類はバグという人の命を脅かす驚異と共に生きていた。
リエント北部をバグの魔の手から防衛しているD機関で生まれた双子の兄妹クノとシノは、生まれた直後には外界から隔絶されて、将来バグを殲滅する英雄になるようにと、特殊
な教育や訓練を強いられていた。
満足な食べ物も与えられず、訓練では失明しかけたり、骨が砕かれそうになったりと、毎日が命懸け。周囲の大人である機関の職員達は自分達を道具のように扱い、信用できるのは修羅場を隣で一緒に生き延び続けた兄妹の絆だけ。
そんな2人が7歳になった時のこと。
機関の代表を務める実の父親エクラシーは、英才教育をしてきた割には、強いものの最強には至れない中途半端な戦闘力のまま、成長が見られなくなった自分の息子と娘に見切りをつけた。
これ以上は訓練費用と時間の無駄・邪魔・不要と判断されて、クノとシノは廃棄処分と称され、捨てられることとなった。
リエント全体を統括している政府防衛省に連れていかれた2人は、殺されるのを回避するために抵抗をした結果、備えていたその戦闘能力と鍛え上げられた肉体を披露することとなる。
その力が政府に認められたクノとシノは、バグと戦うために改造された新人類賢者に加えられることとなった。
こうして、今度は人類を守るために命を懸けて戦うことになったクノとシノ。
新たに得た生活も戦い、命懸け―
そして、これすらも、エクラシーの思惑通りだった。
お互いが生きるため以外に戦う理由もなく、逃げることも許されない。
だが、そんな不幸でしかなかった兄妹が賢者になった途端に光が差していく―
同居人であるメイドのベルウィンとの出会いを皮切りに、ようやく【人】として扱われるようになったクノとシノは、自分達が戦う理由・守りたい存在を少しずつ見出し、信頼できるものを増やしながら戦っていく。
これは―そんな彼らや、共に戦う賢者たちがこの星からバグを滅ぼすまでを描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 13:23:35
4361文字
会話率:34%
39歳中堅メーカー勤務の独身隠れゲイ男の倫太郎は、ある夜奇怪な事件に巻き込まれた。
半裸の少女を助けようとして拉致をされ、壮絶な出来事の後に、ベレー帽の少女に拷問を受けることになったのだ。ゲイであり受けと攻めなら受けの倫太郎だが、Mではない
。どうなる倫太郎? 頑張れ倫太郎!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-30 12:28:19
3510文字
会話率:11%
戦隊壊滅を目論むブラックシャドーは幼い司令官の娘を拉致、人質にし解散を要求するが、司令官の妻ケイはその交渉に捕らわれた娘の為に自ら赴き、娘の代わりに人質になり娘のなつきの解放には成功したが、その後ケイの辿る運命は。。
※他作品はlived
oor Blog, darkestshadowにて。
http://blog.livedoor.jp/darkestshadow/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-22 16:35:18
43693文字
会話率:35%
彼は何度目かの絶望の末、自ら命を絶つ事を選んだ。
彼女は強く生きる為、自らの躰を道具に選んだ。
彼は自らの弱さを隠す為、他者を傷付ける事を選んだ。
彼女は傷ついた心を癒す為、男に縋る事を選んだ。
腐り切った現代社会でそれぞれの傷を抱えた少
年少女達(とたまに大人)が織り成す屈折した青春群像劇。
主観に満ちた『悲劇』の中で、彼ら彼女らは誰と出会い、何を考え、何を感じ、どんな結論を導くのか――そして『悲劇』の果てに、デウス・エクス・マキナは存在するのか――
人生で最も多感な時期を鬱屈して過ごす少年少女達のラブ・トラジェディ――ここに開幕!
元鬱病、現在境界性人格障害と診断された作者自身の価値観(2)と体験(2)と偏見(1)と悪意(5)の詰まった絶対にラノベレーベルからは見向きもされないであろうラノベ体裁の作品です。
2017/1/17 第一話公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-17 01:39:19
15733文字
会話率:48%
GNNの報道で明らかになった英雄の生存。だが、合衆国は英雄の生存を全面否定した。語られてはならない存在。日陰で生きることを強制されたパトリオット(愛国者)。『ブラックベレー』解禁・・・・
最終更新:2009-01-31 02:57:09
9952文字
会話率:16%