女の研修医と難病で死んでいく男の子の交流の小説です。
最終更新:2022-09-11 06:54:16
35069文字
会話率:27%
レナ・オーリスは16歳になったので、王都のとある屋敷に行儀見習いに上がることになったのだが、ターミナルで荷物を盗まれてしまう。
そこに現れたアンドリュー・ハルバートンのおかげで無事に荷物を取り戻すことができたまでは、良かったが、なぜだかこの
男がやたらとグイグイ来る。
ブチ切れたレナは、泣く子も黙る最強部隊『レッドアーマー』の隊長である、アンドリューを鉄拳で沈めてしまう。
レナの運命や如何に!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-04 17:22:27
20937文字
会話率:21%
「後藤カズマ警部補、本年10月1日付けをもってヨコハマ市警みなと分署管理課へ配属する」
こうして僕の警察官人生がスタートした。
この国に暮らす人なら誰でも名前だけは知っているであろう港町ヨコハマ。
古くから国際港として栄え今では海外の客船
がひっきりなしに寄港する客船ターミナル、おびただしい数のコンテナが到着する貿易の玄関口、いくつもの移民街が点在するエスニックな地域、埋め立て地の再開発で近未来的なビルが建ち並ぶ観光地と色とりどりの顔を見せる。
しかしその本質は港を行き交う合法・非合法を問わない人とモノが複雑なモザイクを形作る欲望の街。
そんなヨコハマを守るべく自治体警察では特例中の特例として独立した市警察本部が設立されたのが80年前。
僕はそのヨコハマ市警で警察官として生きることを望み、その願いを叶え続けるためにここにいる。
《登場人物》
後藤カズマ
…みなと分署管理課総務係長。警部補。
坂本康弘
…管理課長。警視。
桐生一太
…みなと分署生活安全課。巡査部長。
新城大輔
…みなと分署組織犯罪対策課長。警部。
橘祐希
…みなと分署緊急対処部隊。巡査。
王煌月
…年齢不詳。日本語を流暢に話す外国籍と思われる男。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 18:00:00
21817文字
会話率:31%
熱帯の国マレーシアは、クアラルンプール国際空港。
夜も更けた22時過ぎ。ターミナルの奥深い搭乗ロビーでは、JIA(日本国際空輸)成田行の出発時間が近付くに連れ、乗客達が徐々に集まり始めている。
未だ人気(ひとけ)もさほど多くなく静かな、白
く硬いタイルが敷き詰められた通路。そこで時間を待つ乗客達の耳に、カツカツとヒールの音を鳴り響かせ歩く音が入ってくる。
濃紺のワンピースを纏い、背筋を伸ばして颯爽と歩く女性達。乗客達がこれから利用するJIAの客室乗務員。日本ではCAと呼ばれる人々である。
同じ装いで颯爽と通り過ぎる制服の一団。その最後尾に、笑顔で会話を交わしながら歩む、若い女性のペアがいた。
二人ともスラっとした体形。首にはブルーのスカーフをフワッと巻き、濃紺の半袖ワンピースにボディを包んでいる。
ウェストは赤いベルトで締め、膝頭まで伸びるスカートの裾からは、透明感のある黒ストッキングに包まれた綺麗な脚。二人揃って魅力的な美脚の持ち主である。
足許には5cm程のヒールがついたパンプスが光っている。身長は165cm程であろうか。お互い若いが、先輩後輩という雰囲気である。
先輩と思しき女性。彼女の名前は高橋恵27歳。新卒でJIAに入社し、今年で5年目になるCAである。
後輩と思しき女性。彼女の名前は吉永香織。入社2年目で、誕生日前の23歳。クアラルンプール線は今回が初めてである。
そんな2人が乗務するJIAクアラルンプール発成田行きの便は、いよいよ離陸の時を迎えた。
機内最後尾、ギャレー脇で一人座る恵は、向かいに客の座っていない席で、離陸後の業務に備えるべく、胸ポケットにあるメモの束を取り出して読み始めた。
と、手元の一番上のメモが見慣れない4つ折りの紙に差し替わった。
近くに誰もいないのに突如現れた便箋。恵は怪訝に思いながらも恐る恐る読み始めた。
「親愛なるCA様。。。今日のお姉さん、何着の予備ストッキングを機内に持ち込んできていますか?何枚までなら破かれても、新しい黒パンスト脚を作れます?」
恵にとって、今までのキャリアで経験したことのないような、悪夢以外の何物でもないフライトが開始された瞬間でもあった。
--*--*--
本作品は、「愛と官能の美学」様に投稿させていただいた同名小説をリメイクしたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 00:00:00
343611文字
会話率:17%
惑星連邦に連なる星の、ターミナルを持つ街グレーウォール。
倉木碧(くらきみどり)はそこで失せ物探しが専門の探偵事務所を営んでいる。
面食いのゲイである碧は、ある事件で知り合ったハンサムな警察官ルドガー・ウェスティンに淡い想いを寄せていた。
碧はいつでも、ルドガーの持ち込む厄介な事件に振り回される。
そんな二人の関係と事件簿。
2週間に1回くらいのペースで更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-13 17:00:00
10185文字
会話率:41%
年の瀬を前に東京へ出掛けていた怜。彼女を地元で待ち受けていた恥辱の罠とは…。
ほんのわずかな綻びが大事件へと発展する、アン流プチハードコア。
某サイトで掲載していた「美辞麗句」を改題。
最終更新:2010-04-14 08:17:02
1698文字
会話率:27%