繕布里城下で代々菓子職人を営む『伍色屋』の若旦那・参梧は、ある日行倒れていた珍しい黒狐を拾う。
その日は城下にとあるお触れが出された日。
何かの縁を感じて狐を店へ連れ帰ったはいいものの、眼を離した隙に逃げられてしまい、後にはどこから入り込ん
だやら、ぞっとするほど美しい侍が残されていた。参梧から御前試合の話を聞きつけた彼は、居丈高に『選ばれれば城内へ入れるというのか。ならば私にも助太刀させてほしい』と唐突に申し出てくる。
どこか浮世離れした彼を雇うも、何やら常識も普通とは異なる様子。
寝込みを襲ったかと思いきや「恩返し」を申し出る始末で――!?
高飛車で自分の顔が良いことを知っている料理上手な侍(?)とお人好しで前向きな若旦那のほっこり寄りのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 06:00:00
72872文字
会話率:51%
アリーには生涯、主とその御子息にお仕えするという夢がある。同じ気持ちを持っているゼルとの間に子どもを作り、親子でお仕えしようと思っていた。それなのにある日「貴方も立派な大人になった」と母から言われ……。大人になったら子種がもらえない?
※世界観がシリアスなため残酷な描写ありにしておりますが、多少シリアスな場面はあっても残酷ではないと思います。話は前半重め、6話からコミカル寄りの予定。
※世界観の解決は別主人公でいずれのためこの話では解決しませんが、この主人公の恋愛の話は完結しますので単独でお読み頂けます。
※主夫妻・主人公の妊娠・出産と主妻の死にネタもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-21 16:40:27
32774文字
会話率:35%