どこにでもある化粧品会社に勤める藤野瑞華(33)は、本厄である年に厄祓いをしなかったからか……一年の始まりから小さな災難が度重なり、精神的なダメージも積み重なっていた。
その本厄の年も後二ヶ月という年末も近付いてきていたある日、最後の最後に
致命的な痛手を受け、塗炭の苦しみに陥り、魂が抜けた状態で実家へと帰省した――。
実家の愛犬とお散歩中のある日、近所で有名な“縁結び地蔵”のある祠の前で、一人の大学生と思わしき年下の男の子と出会った。
会う度に話が弾み、男の子との会話で精神的な疲労が癒やされていく瑞華は、その年下の男の子に徐々に惹かれていくのだった――。
*本作は、作者の体験談をいくつか織り交ぜて構成したお話になっていますが、ファンタジー要素が強めでもあります。
*季節外れのサンタクロースが出演しますが、物語としてお読みください。
*最後の方で睡眠姦がありますが、あくまで創作物であり、実際に犯罪を推奨する意図は作者にはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 11:53:00
27508文字
会話率:46%
アドベント期間の最終日。
わたしは、いつもの様に弟の部屋へ食事を運んで行った。
「ヘンゼル、明日の事忘れてないわよね?」
「勿論だよ。十六年続けていれば、忘れるはずない」
毎年の恒例行事のお菓子の家づくり。
いつもは、ヘンゼルの部屋で組み立
てるのだけれど…。
「食事運んでもらうのも今日で最後だから。明日からは姉さんとずっと一緒に居る」
ヘンゼルの言葉に、わたしはクリスマスの奇跡が起こったと思った。
だって、彼は、木こり修行に反発してお父さんと大喧嘩して以来、ずっと部屋に引き籠っていたから。
明日は、リビングでお菓子の家を作るんだ。
わたしは、プレゼントを心待ちにするちいさな子供みたいに心を躍らせて眠りについた。
"ずっと一緒に居る" 彼の言葉の真意を分かっていないまま―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 23:00:00
9939文字
会話率:34%
突然デパートのクリスマスツリーの中に閉じ込められてしまった雪雄と一星。出会ったばかりの二人が脱出するにはツリーの中を飛び回る天使を捕まえなけらばならない。振られた恋人を追いかけている最中の雪雄は謎の美形・一星とともにクリスマスオーナメントの
不思議な世界へ身を乗り出す。だがこの一星という男、やけに状況を楽しんでいるようで…?
◆恋愛依存気味の受けと一途な攻めが仲を深めるに従い悲しい過去と向き合っていくお話。
◆(攻)冬野一星・ちょっと天然な一途クールわんこ×(受)久遠雪雄・ツッコミ担当常識人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 17:32:32
41930文字
会話率:40%
一人の女性キンバリー・ガーネットをめぐり、テロによって過去の傷をもつもの同士がであった、クリスマスの奇跡。
なろうの方からの転載になります。女性向けっぽいので、まとめるためにこちらへ移しました。性的表現はほぼありません。
最終更新:2015-03-04 19:25:48
6778文字
会話率:32%
異邦人(エトランゼ)三姉妹が人間の男に恋をした!?
妖怪だってお年頃!
妖怪だって恋したい!
妖怪だってエンジョイしたい!
叶わぬ相手に恋をした彼女達(?)がとった手段は………?
・現代モノですがファンタジー要素もあります。
・世界観
・舞台設定・法則すべて作者が決めてます!
・思いっきりご都合主義で『お約束』なストーリー展開です!
以上の内容でばっちこーーーーーーーいっ!!…という方だけ先に進んで下さい。
以前ブログで掲載していた作品を加筆・修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-31 19:45:07
20901文字
会話率:58%
高校時代仲のよかった山田と直樹のクリスマスの再会の物語
最終更新:2011-12-24 22:24:28
3731文字
会話率:25%
生まれ付きの難病に掛かっている上原洵と、その幼馴染の柏田雛子がクリスマスイブの夜に確かめ合う、何処かほっこりなれる切ないストーリー
最終更新:2011-12-24 21:00:00
6992文字
会話率:47%