「この俺を敵に回すのか? 面白い冗談だ」
「何が面白いのかさっぱりわかりませんが、私は別に都につながりが欲しいわけでも権力に興味があるわけでもありませんから」
竜と契約し、国を災害から護る力を持つ斎賀の一族。彼等が治める国の、次期帝たる
東宮・煌利は竜の力を授かったが故に万年体調不良に悩まされていた。
頭痛・倦怠感・体力低迷等々……その体調不良を解消する方法が女性と交わる事!?
そんな彼が、大水で打撃を受けた七尾の地に治水工事の指揮を執る為派遣され、そこで権力にも都にも興味がないと宣言する織り師・真宙と出会う。
───彼が東宮だとは知らずに。
東宮様に入内したい姫君と彼女を取り巻く呪い。生き魑魅に影……
設定甘めのなんちゃって和風テイスト・ファンタジーですがよろしくお願い致します!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-30 17:00:00
130630文字
会話率:36%
高槻果梨はとんだ茶番に巻き込まれようとしていた。
双子の姉、高槻果穂に「自分に代わって出勤して」と頼まれたのだ。
普段なら断る(当たり前)筈なのに魔が差した。煌びやかに見える他の人の人生を、ほんの一瞬だけ覗いて見たくなったのだ。
トンデ
モナイ入れ替わり案を受け入れて建設会社に出勤する果梨。
ひっそり過ごそうと思った初日。唐突に「氷の営業部長」と名高いデキる男・藤城康晃に呼び出されてしまった。
彼は言う。
「先週のプロポーズの件なんだが」
聞いてない! 信じられない! なにしてくれてんだ果穂ッ!
バレタラ終わり!?
初日から頭の痛い果梨の身代わりライフ開幕です。
※カクヨムとアルファポリスにも掲載中※
※現在たま~に番外更新中※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-28 18:00:00
299043文字
会話率:34%