目覚めたら、そこは異世界。
俺は若き王・レオナルトとして転生していた。
政務?玉座?民の繁栄?
――そんなことより問題はただひとつ。
周りのイケメン全員が俺を“護衛”とか“祝福”とか言って、 甘く優しく俺を絶頂に連れてイクんだが!?
知性1000%の宰相は、政務中に背中で俺を追い詰めるし、
寡黙すぎる騎士団長は、無言で腰を撫でてくるし、
銀髪ロン毛の教皇は、ミサ中に神の手で導いてくる。
癒しのはずの専属奴隷にまで、マッサージで昇天させられて――
って俺の理性、毎日ギリギリですけど!?
これは、「選ばれる側」として異世界の王になった男が、
とろける快楽と笑いの狭間で今日もあえぐ、
全員攻め×流され王の異世界エロコメディ!!
10話以降本気の夜をお届け折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 01:00:00
8574文字
会話率:36%
なろうで投稿していた小説のムーン版です。
軽めのエロには☆、本番ありには★をつけています。
☆または★の数が多いほど濃厚です。
【あらすじ】
生まれてすぐに、「なかったこと」にされた王女フィリアは、ゴミを食べ、人目を忍んで暮らしていた。
ある日、訳あって隣国の隠密騎士に発見されたフィリアは隠密騎士の思いつきで救われる。
死ぬはずだったフィリアは、隣国の皇帝と宰相の目を欺き、リーアと名を変え、密かに生かされた。
隠密騎士イクスに薬師として、また治癒魔法師として必要なことを教えこまれ、一人前になったリーアは、身分を捨てたイクスと共に、新しい人生を生きることに。
エロは中盤以降から。
それ以外はほとんど、なろう版と同じです。
少女に対するエロが含まれます。
苦手な方はご注意ください。
本作品には、幼女性愛が含まれますが、助長する目的はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 01:00:00
289413文字
会話率:27%
構想と全然違うものができあがってしまった
人を選ぶ感じなので気をつけろください
最終更新:2025-05-18 00:10:14
893文字
会話率:22%
魔力供給で人命救助する
キーワード:
最終更新:2025-05-15 23:22:46
1663文字
会話率:10%
元姫騎士アンジェラと王弟ジェイクの子供達の成長を綴る物語。溺愛されるアンジェラの子供達。双子のジョージとエドワード、長女のキャサリン。そしてジェイクの幼馴染セドリックとアンジェラの子ルークの成長をお楽しみください。
双子の兄達の妹への溺愛と
アンジェラの姉の子の登場で少しずつキャサリンが大人の階段を登っていく様子をお楽しみください。父親の変態を受け継ぐのは息子達か娘か、それに翻弄されるアンジェラの姉の子。時折両親のラブラブ生活も入れていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 21:31:38
3201文字
会話率:85%
クールビューティーとも、怜悧とも、静謐とも大人とも、あらゆる形容が思いつかなかった。スミレはただスミレとして美しいひとだったし、俺は小さなお坊ちゃんとして彼女のスカートに甘えてしがみつくばかりだったと思う。
でも、ほんの小さな国の片隅
で出会い、生き延びたことが奇跡とも思えるような一年間を過ごした二人としては、なかなかプラトニックだったと思う。
彼女は美しくて、俺のことを愛してくれて、誰よりも献身的な女性であって、同時に──
──かつて伝説的な殺し屋でもあった。
ただそれだけの、イチャイチャと気恥ずかしいラブコメです。
加筆修正版というか、リメイク版というか、Rewrite版です。
もともとは2017.5.8〜2021.5.7まで本編連載していたものなのですが、筆者の精神的な失調等の関係で削除・改稿投稿する形になります。
第33回フランス書院さんの官能大賞において新人賞をいただきまして、初めて書いた作品を改めて書き直したいなと思った次第です。
改めてよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:57:39
52359文字
会話率:32%
学校一の不良・場野に好かれてしまった結人。お試しで付き合えと言われ、イケメンと押しに弱い結人はまんまと流されてしまう。
それを幼馴染の莉久に打ち明けると、豹変した莉久から『俺も好きなんだけど』と告げられる。
さぁ、場野と莉久はノンケの結人
をオトせるのだろうか····。おっとしかし、結人を狙うのは2人だけではなかった!?
学年トップクラスのイケメンたちから猛アタックを受ける結人。一体、誰の腕の中におさまるのか····
毎週土曜 18時が更新日です。
その他の更新はTwitterでお知らせ致します!
一言でも感想頂けると嬉しいです。とても励みになります。
よろしくお願いします!
※アルファポリス、エブリスタ、fujossy、pixivにて同時連載。
匿名での感想やメッセージなどはコチラへ
https://ofuse.me/e/32936
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
1667934文字
会話率:58%
たいくつタイクツ退屈・・・つまらないこと、おもしろくないこと。
ennuiあぬうぃ、倦怠的で…。wearyうぃりぃ、非効率的で…。tediumてぃでぃあむ、長時間労働的で…。exhaustionいぐざぁしょん、疲労困憊…。
「ちきゅうのに
んげんかんさつは、すごくたのしいーーー・・・・!けど・・・、こぉーねぇーーーー・・・・、どかぁあああああああああん!!・・・って、たのしいことが、おきないかな?たとえば・・・、みえるところばっっっっっかし!みてきた。かわいくない、かわいげない、じんるいが・・・。いっせいに・・・みえないものがみえて、そう!このうちゅうにすむものなら、いまもやっている・・・むげんのせいちょう!あつめてあつめて、ぎゅーぎゅーにして、しぼってしぼって、でてきたものを・・・えらびとる!!が、できるようになるとかね?」
浅い歴史すら大事にしない人類にそれは、酷な話かと・・・。
「それができたら、へぇーさかくりじょーたい。はずしてくれるのになーーー・・・・」
これは、地球中心で地球を動かしている存在の独り言日記のようなモノである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:00:00
461141文字
会話率:23%
世界各地にゲートと呼ばれる空間の歪みが発生した。
しかしソレは日常生活に大きな異常を来す事は無く、世界はいたって平和なまま。
ゲートなんて結局良く分からない、邪魔なだけの不思議現象程度に認識されていた。
そんなある日、バイトに向かおうと買
って間もないバイクに跨ったシュウの足元に、突如としてゲートが出現してしまう。
ソレにバイクごと呑み込まれ、次に目を開いたその場所は……真っ黒い人型と戦う、獣の耳を生やした少女の姿だった。
状況に巻き込まれ、流され、なし崩しに彼女の保護下に入る事になってしまったシュウ。
元の世界と似た様な雰囲気ではあるものの、周囲には獣人ばかりだし、そこら中で銃火器が存在している。
更に言うなら、異世界からコチラにやって来た人には“特別な何か”がある……かもしれないんだとか。
もはや意味が分からず、思考を投げだしそうになってしまうが。
そんな彼に待ち受けていたのは、予想だにしない程濃密な同棲生活だった。
保護してくれた大人しそうに見える銀髪猫耳娘の女の子は……根っからのドMだったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 08:00:00
258162文字
会話率:26%
才神 快(さいがみ かい)は冴えないアラフォーのサラリーマンだった。
大きな夢や希望もなく日々を無為に過ごしていたが、ある夜唐突に異世界に召喚させられる。
召喚先のローライト王国は、勇者に討ち取られた魔王が最後に放った「子を成せなくなる呪
い」により、国中が静かに滅亡を待つ状況となっていた。
この状況を打破するため、大賢者ザイクによって召喚されたのが才神だった。ザイクは異世界神の末裔である才神と入れ替わることによって「救世計画」を開始したのだ。
「救世計画」において、才神の子種で生まれた子にはもれなく『聖痕』が現れ、その子は魔王の呪いを時間をかけて弱め浄化する力があるとされていた。
呪いの影響の少ない若い娘が国中から集められ、才神は彼女たちと子を成し各地を呪いから救って欲しいと懇請される。
……そして才神は、12~15歳の王国各地の美貌の娘たちを集めた「王立中学校の理事長」として、日々を送ることになる。
※エロは第3話の中盤以降です
※登場する女の子は12~15歳が中心になります
※主人公の属性は(当初)ノーマルです
※最初の女の子の話はNTR気味です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 18:00:00
147014文字
会話率:45%
ジェイクを捜索する中で、廃れたスラム街となった商業施設跡の地下施設が重要な手掛かりとして浮上する。調査を進めると、そこには「クラッシャーギャル」と呼ばれる女ザコが支配していた。彼女との対決に敗れたレインは拘束され、残酷な性拷問を受ける。さら
にレズプレイで辱めを受けた挙句、身ぐるみを全て剥ぎ取られ地下施設に監禁され性玩具として永久に弄ばれていく。こうしてレインは奇しくもジェイクと同じ屈辱的な運命を辿る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 15:50:43
5598文字
会話率:46%
とある潜入捜査員がナイトクラブに潜入し、踊り子達と対峙するが数の暴力で制圧され犯される。
様々な性行為をされ踊り子達に従順になり、主人公"ジェイク"が性奴隷に調教されていく闇堕ちストーリー。
最終更新:2025-05-11 00:44:33
17434文字
会話率:50%
少女は両親が亡くなった夜に、命を落とすはずだった。
青年は破滅的な生き方の末、一族の捨て駒として、命を落とすはずだった。
少女の名は、アンジェリーナ・ステラ・レイクウッド。
たぐいまれな美貌と溢れる才能を持っていたが、過酷な状況の中、すで
に命の灯は儚く消えようとしていた。
青年の名は、ジークフリード・ロックウェル。
悲しい過去のために、心荒み、破壊的な行動をとり、破滅的な人生をおくっていた。
一族からは捨て駒のように扱われ、いつかは悪戯に命を失うはずだった。
決して出会うことがない二人が、運命のいたずらで出会い、愛をはぐくむ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 10:30:00
1259004文字
会話率:66%
「先生ってもしかして童貞なの?」
唐突な教え子の質問に、僕は持っていた参考書を取り落とした。
「な、何言ってんだよ!」
必死に平静を装おうとしても、声が裏返り、顔が熱くなった。18歳、大学に入学してまだ2ヶ月。高校時代は勉強一筋で、女
子とはまともに話せた試しがない。
「当たりー!」
「先生、顔真っ赤だよ」
僕は動揺を隠せないまま、何とか話を勉強に戻そうとするが、詩織は興味津々に僕の大学生活や恋愛経験を探ろうとする。彼女の制服のスカートが無造作にめくれるたびに僕は視線を逸らし、鼓動が早くなるのを感じてしまう。
「先生、大学生活楽しい?絶対ぼっちでしょ?」
詩織は鋭く僕の孤独を見抜き、さらに僕を困らせて楽しんでいる様子だった。そんな彼女に翻弄されながらも、なぜか胸が締め付けられる感覚を覚える。
やがて、詩織は時折、意地悪さの中に優しさを覗かせるようになり、僕の心を少しずつ揺さぶり始める。高校では評価されていた真面目さが、大学では孤立の原因となり自信をなくしていた僕に、詩織は不意にこう言った。
「もうちょっと自信持ったら?そんなにブサイクじゃないよ」
この言葉が僕の心をさらに乱していく。
詩織の狙いは何なのか。そして、先生と教え子という禁断の関係に、僕はどこまで踏み込んでしまうのだろうか。
これは、孤独で不器用な大学1年生の僕と、小悪魔的な女子高生・詩織の、甘く危険な特別授業の物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 14:23:10
31880文字
会話率:54%
※以前に当サイトで書いていた作品のリメイクです。
(ノベル○アにも投稿してたけど、こちらの方が見やすいので転載&&大幅改訂!!)
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僕、蔵井一馬(くらいかずま)は、高校一年生。
新学期から、二見谷女子学院(ふたみたにじ
ょしがくいん)という中高一貫の女子高に編入した。
女子校に男子が1人。しかも、全寮制。
三食、風呂付、おまけに「催眠装置」付きという絶好の条件。
そんな、催眠装置を手に入れた男子が引き起こす、 男子高生の欲望と、女子高生の日常が交錯したら、欲望過多になってしまった物語。
これはもう、ハーレム一直線の鬼畜道、といかないのは童貞故の悲しさか。
それでも性的成長とともに、徐々にハードに(マニアックに?)なっていく……はず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 22:00:00
76741文字
会話率:24%
平太は助平太と会社で呼ばれている。
童貞の平太はストリップが好きでストリップ劇場によく行く。
そのせいで会社の全女子社員からドスケベエだと思われて助平太というあだ名をつけられた。
平太は不満だった。
ストリップ好きのなにが悪いのか
と。
踊り子さんがパンティをぬぐ。
眼前でしゃがみこむ。
踊り子さんの股がMの字型に開かれる。
モザイクがかかってない局部だ。
踊り子さんの右手が股間におりて逆Vの字に人さし指と中指を広げる。
女性自身がくぱあと中身を露出する。
ストリップ劇場はステージと客席が近い。
平太の鼻先で踊り子さんの淫ら華が開花する。
クリトリスも尿道口も膣口もアナルも丸見えだった。
スポットライトをその部分にあびて果肉がピンク色にキラキラとかがやく。
のぞきこむ平太にもっとよく見せようと踊り子さんがお尻を浮かせて女性器をさらにさし出す。
左手をうしろについて右手の細指で開いた肉穴を中心に腰をせりあげる。
なんてすてきな世界だろうと平太は思う。
この物語はそんなストリップ好きの平太のごくささいな日常を描いたサラリーマン哀歌である。
とうぜんくぱあの連続だ。
くぱあの苦手な方は読まないほうがよろしい物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 19:56:50
104319文字
会話率:31%
200年続いた混乱の時代。
ある名門一族の宗主たちが名乗りを上げ、仁華(都)を治めるため義兄弟の契りを交わしたのは17年前のことだった。
それから5年も満たない内に医療術士の鍾(チョン)家の一部の門弟が禁忌を犯したことがきっかけで、上(シャ
ン)家を筆頭に鍾家は討伐され、一族は破滅への道を辿ることとなった。
それから12年の月日が流れた頃。范明文という青年が
山で倒れていたある青年を助けることに。倒れていた青年は上一族の公子であったが、彼を助けた范明文という青年は過去の記憶をなくした鍾家の生き残りで、しかも助けられた上公子の想い人だったのだ。だが名前も姿も違っていた為、上公子は彼に気付くことはなかった。それでも二人は互いに惹かれ合い、やがて恋に落ちることに。
出会ってはならない二人の再会を機に、十数年前に起きた鍾家討伐の真相が明らかになっていく。そんな中、范明文が過去の記憶を取り戻すことに。その時二人の関係は……!?
R-18指定作品になりますので、官能描写には★マークをつけます。軽めな描写は✩をつけます。
名門一族 三家
・医療術士、鍾天芳(チョン・チンファン)宗主が率いる鍾(チョン)家
・武道術士、上梓墨(シャン・ズーモウ)宗主が率いる上(シャン)家
・呪禁術士、楊黎玉(ヤン・リーイク)宗主が率いる楊(ヤン)家
☆主な登場人物
・鍾(チョン)家の生き残り→范明文(ファン・ミンエン)(偽名)
明るく何事も前向き。狩りが得意。狩りには弓矢を使う。子供の頃の記憶がない。
・明文が助けた青年、上家宗主の息子→思宸(ズーチェン)
真面目で曲がったことが嫌い。厳格な家で育ったせいでその性格はどこか捻じ曲がっている。
・明文の同居人→云奏(ウンシン)
身寄りのないミンエンの育て親。ミンエンにとって兄のような存在。謎に包まれていて、普段家にいることが少ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:59:19
360642文字
会話率:43%
ひょんなことから宇宙人に植民地にされた地域に生を受けた神木小太郎。お世辞にも普通の顔とも言えず、暗黒の小学生時代を過ごした彼だが、中学生になった時に素敵な彼女が出来ると聞かされる。
半信半疑な彼ではあったが、登校初日に酷く綺麗な女の子が隣
の席にいて――。
タイトルを変えました。
不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:01:14
110094文字
会話率:40%
高校総体に参加する為、長崎を訪れた白木峰学園の生徒達。
然し……不意に起こった交通事故により祠に封じられていた『何者』かが目覚め、彼等を異なる地へと連れ去るのであった……
なろうで連載していた作品の完全リメイクです。
削除されたので、こ
ちらで連載します。
主人公が基本固定になってますので、かなり印象が違う作風になっていると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 04:00:00
1555984文字
会話率:33%
泉光一27歳は、オナニー中にテクノブレイクで仮死状態に陥ってしまう。
天界で会った謎のおじいさんと、女を性奴隷にしたいというクズ思考が一致し意気投合したところで、おじいさんは光一が息を吹き返しつつあることに気づく。
不憫な人生を送っていた光
一に、おじいさんは天界の能力の一部「遡行視聴(デバカメラ)」を与え、悪かった星の巡り合わせを整えてくれる。
「遡行視聴(デバカメラ)」は、対象者の過去の性行為を視聴できるもので、光一は歓喜に包まれながら、自分の部屋で柔らかくなった息子を握った状態で目を覚ましたのであった。
これは、クズ思考な主人公が、己の性欲を満たすために、数々の女性をその毒牙にかけていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 18:00:00
100803文字
会話率:39%
舞台は、アイドルが社会の頂点に立つアイドル至上主義の世界。
男女比は1対2。美貌と才能に恵まれた男達がハーレムを築く、貞操観念が逆転した歪な価値観が支配する中、“アイドルである事”こそが最も尊い生き方とされ、社会は推し活によって回っている。
そんな世界に転生した少年は、かつての人生で何者にもなれなかった「ただの男」であった。
アイドルを夢見るも、歌は音痴、顔もブサイク、家柄も無い。
唯一残ったのは、“強い意志”――それだけである。
整形を繰り返し、ダンスに全てを賭け、何もかもを犠牲にしてきた彼が挑むのは社会そのもの。
「画面の向こう側に行かなければ愛されないだなんて可笑しくないか」
そう問いかけながら、
「誰でも良いから愛されたい」
その想いを胸に仕舞い込みながら、
「誰か俺を好きに成れ」
その叫びで喉を枯らしながら夢に掴み付く。
これは、才能も美貌も地位も名誉も何も無い男が、
“推されるに値する存在”を目指す物語――。
⸻
本作は、単なる“アイドルもの”では無い。
「社会が求めるアイドル像」への根本的な疑義、
「才能・容姿・遺伝子」によって定まる序列に対する反抗、そして、「意志の力」がそれらを凌駕出来るのかと云う実存主義的な構造主義批判でも無い。
この物語は、AIの進歩により知的格差が狭まる一方で拡大していく承認格差、いわば“現代社会の幻想”と戦うアンチテーゼであり、美しさや才能に寄りかかる者達に対する痛烈な風刺である。
本作は「承認欲求」を単なる感情では無く、「現代の社会構造そのもの」として扱っている。
SNS・ランキング・プロデュース制度・整形・ファンビジネス——いずれも“誰かに選ばれる事でしか生き残れない”という、生存競争の現代的変種である。
それに抗う事すら「承認を諦める覚悟」が求められる世界で、それでも人はどう生きるべきであろうか。
一人の少年の破滅を通して真正面から描く。
⸻
現在、本作の世界観を原作として、
さばえ近松文学賞向けに玲王先輩のIF過去編を、
ネトコン13向けに全年齢対象版を、
群像新人文学賞向けに全文改稿したものを作成中です。
さばえ近松文学賞向けの作品は2025年10月頃の落選が決まり次第、Nolaノベル・アルファポリス・カクヨム・ノベルアップ+・pixiv・ネオページ・テラーノベル・エブリスタと同時に公開予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:00:00
36581文字
会話率:25%
スポーツジムのインストラクター・蠱咲柑奈は、通勤に使うクロスバイクのサドルに違和感を覚える。
それは汗でも雨でもない、彼女の香水に反応して目覚めた“サドル蟲”。
蜜を求めて舐め、吸い、囁く革の舌に導かれ、柑奈の“蜜壺”は変化していく。
誰に
も言えない快楽、誰にも触れられない愛。
そして、秘密が暴かれた日、柑奈は逃げるように走り出す。
海風と蜜の香りの中、壺が花開き、愛は狂気と歓喜に包まれて——
ラスト、世界の頂点に立った彼女は、蜜に濡れたサドルを高く掲げる。
それが、すべての証明だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 23:43:34
6059文字
会話率:24%