フランス書院文庫官能大賞応募予定作品
春休みも残すところあと二日、符役操は惰眠を貪っていた。
そんな自堕落な生活をしている息子に対して、母親は家の裏にある蔵の掃除を命じる。渋々蔵の掃除を始めた彼だったが、そこでミミズが這ったような文
字の描かれた紙の帯で封印されている箱を見つけた。
その箱の中には帯と良く似た字で書かれた七枚の符が入っており、平安の頃に有名な陰陽師に仕えていた先祖が遺した物らしい。
『遮音』『人避け』『遠視』『遠話』そして『傀儡』……。
五種類の符を手に入れた操は一人目のターゲットとして、神薙舞を選んだ。
彼が通っている高校の生徒会長であり、裏山の中腹にある弓代神社の一人娘。
生徒会で書記をしている双子の妹の立場を利用し、操は舞を傀儡とすることに成功した。
最初は嫌がっていた彼女だったが、次第に彼に依存するようになる。
そして舞の協力を得た操は二人目の傀儡を探し始めた。
傀儡の符は全部で三枚。
やがて彼は三人の傀儡と肉欲に溺れる生活を手に入れる。
それがどのような結末を招くのか、この時はまだ知る由も無かった……。
◇ ◇ ◇
仕事や体調を優先するので、更新は基本不定期です。
性描写を含む回は各話のタイトルの後ろに【H】の表記が入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 12:00:00
79249文字
会話率:53%
仕事中に、同僚の後輩玉井彩那(たまいあやな)と異世界に召喚されてしまった川添由良(かわぞえゆら)。
異世界に来て預言が出来る能力が開花した聖女の彩那と違い、間違えて召喚された由良は自分の居場所を模索しようとするが、聖女の存在を否定する国の
王子ヴィルジールに偽聖女の役目を任命されてしまい──?
聖女の力に頼らない国を作ろうとする王子と、その片棒を担がされる主人公のお話。
※全6話、完結済。
※他サイトからの転載です。
※残酷描写は保険です。
※最後少しだけアナル描写あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 20:25:19
38038文字
会話率:42%
敵と闘い弟弟子のオースティンの魔力が暴発した時……慕っていた師匠と兄弟子が亡くなり、リビーは魔力を失った。
魔力を失い魔術師でなくなったリビーに、同じく魔力を失った爵位のあるオースティンが求婚して一年経過。
リビーが一人でいた屋敷内の温
室に現れたオースティンと同じ、弟弟子のデリック。
慌てた様子のデリックがリビーに言った言葉は、到底信じ難いものだったが──
※他サイトにも掲載しています。
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※エロはノクタ寄りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 00:00:00
6138文字
会話率:51%