王太子と長年婚約関係であった侯爵令嬢のシルヴィアだったが、入学した貴族学園で王太子は伯爵令嬢と恋に落ちたらしい。それだけでは飽き足らず王太子がシルヴィアの有責で婚約破棄しようとしているという噂を聞いたシルヴィアは、先回りして至極円満に婚約を
解消した。王太子には少しの未練もないものの、彼らの騒動に巻き込まれたことに対し腹が立っていたシルヴィアは、彼の護衛であり実質的な側近とも言える侯爵令息のルイスを篭絡してやろうと思い立ち、ルイスを呼び出したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 20:00:00
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