風がゆったりと吹く中を、あなたは荷馬車を操り街道を走っていた。
がたんごとんと、整備されていても僅かに揺れる馬車のリズムに揺られながら、隣には町で買った工芸品を詰め込み、もう次の
町まであと少しという所だ。
「見て、行商人さん!町がもう
あんなに近くにっ!」
突然あなたが操る荷馬車の上で、フードを下ろしたローブ姿の小さな影が嬉しそうに歓声をあげた。
この小さな少女は新しい町が近づくと、決まって何時も嬉しそうに声を上げるのだ。
「ふふ、あの町にはどんな物があるのかしら?何か変わった景色や、名物とかあるかしら?それとも、美味しい料理……ううん
、他では見ない変わった料理というだけでも素敵だわ♪
楽しみ……楽しみね、行商人さん♪」
彼女……褐色の肌と長い耳を持ったこの小さな少女の名前は、ルーナ。
あなたが一人、とある森を荷馬車で通っていた時。
突然声を掛けられ、何でもするから同行させて欲しいと頼み込まれ、旅の同行人となったエルフの……いや、ダークエルフ、そ
う呼ばれた存在と同じ姿の少女である。
尤も……。
「ん、どうかしたかしら行商人さん?
って、きゃっ!? もぉ、急にお尻を撫でないで頂戴っ! ……行商人さんは、エッチなんだから!」
ルーナ自身はダークエルフに伝わる伝承とは違う、至って真面目な少女なのだが。
あなたの悪戯に、ルーナが抗議の声をあげる。
あなたは笑い返しながら、見えてきたその町に向かって馬車を進ませていく。
がたんごとんと、背に工芸品と騒がしい2人を乗せて荷馬車は揺れて、進み続ける。
※同人音声用の台本のため、エッチパートは女の子の台詞のみになります。
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42597文字
会話率:12%
仕事帰りの列車の中で、疲れたOLは座席に着いて、目を閉じる。昨日も今日も頑張った。きっと明日も頑張る。列車の心地良い揺れと、隣にいる人のぬくもりに、じわじわ幸せが湧いてくる。
最終更新:2018-02-20 06:06:51
17053文字
会話率:14%