幕末動乱の最中、京都の町に蔓延する“人斬り”による要人暗殺…
その暗業に対抗するため、幕府は公義隠密の刺客、菱記と然記を京へと差し向けた。
「うすば」の異名を持つ妹、然記(さき)は一撃必殺の技で次々に敵を打ち倒していくが、
土佐勤王党の志士
”人斬り葵一郎“を打ち損じたことをきっかけに、その存在を強く意識するようになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 00:12:10
25133文字
会話率:39%
慶安4年(1651年)の春先の事。
大奥にて1つの悲鳴が響いた。
三代将軍徳川家光が股間を大きく痛め、泡を噴き倒れたのである。
家光をこのようにしたと思われる、新しい大奥の女、お清は逃走してしまう。
股間から毒を受けた家光はその日から病床に
つくことになる。
老中たちは次の将軍の話、政の会議に入った。それと同時に大目付柳生但馬守は、お庭番の百々地六兵衛に犯人の確保を命令する。
六兵衛には心当たりがあった。
江戸にたむろする伊賀の隠里、『鍔隠れの谷』より江戸へ上洛して以来、風来坊としてくらしていた忍びの徒党。
そやつらの仕業と睨んで六兵衛は城下町へ向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 21:40:11
16598文字
会話率:22%
私、お庭番の孫娘、その上、上弦の月を目にすると犬に化身してしまいます。
そんな、私が旦那様(伊賀出身の算盤侍)と結婚してイチャイチャする話です。
最終更新:2017-10-14 11:25:10
67361文字
会話率:46%
江戸時代中期、人里離れた山奥にある小さな里が滅んだ。その里は、戦国時代の覇権争いに負け、歴史から姿を消したとある武家に仕えていたお庭番の末裔たちだった。
彼らはひっそりと息を殺すようにして生きていたが、そのわけは、望むものは如何なることも叶
えるという秘宝を守るためだった。代々の頭領しか知らぬその秘宝を巡り、人々は殺しあう。
この話は、里唯一の生き残りであり、最後の頭領となった右京とその周囲の人々の話である。
この作品は「PIXIV」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-06 09:20:46
138596文字
会話率:44%