僕は君が好きだ。君しかいらない。君が帰る場所は僕の腕の中なのに。どうして君は「帰りたい」と言うんだ?
最終更新:2011-10-01 00:00:00
2437文字
会話率:16%
政略結婚で、『眠れる黒鷲』と異名を持つ王弟殿下・バルトロマイオスに嫁いだフィランテア。四大侯爵の中で一番位の低いブランカフォルト侯爵の末の姫の彼女は、日々悩んでいた。自分は彼に相応しくないのでは? と。やさしい夫の腕の中で思うのは謝罪ばかり
。政略結婚なのに律儀な夫と、のんびりマイペースな幼な妻の擦れ違い風味のお話。年の差、体格差、敬語攻めです。「やさしい真実と政略結婚」にこの話の後日談が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-17 02:01:10
15811文字
会話率:27%
意思を持った刀が山に捨てられ錆びついていた。このまま朽果てると思っていたところに商人が通りかかって刀を拾う。
(さびついた刀を持ち帰ろうとは面白い奴だ。褒美に私の錆を落とす権利と、私に殺される権利をやろう!)
刀は商人の腕の中でそう思った。
【この作品は他サイトと二重投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-07 21:00:00
1813文字
会話率:26%
関係を決めないで、それでも手放しでお互いを受け入れてきたはずの二人。それはまるで、「風の花嫁」の画家ココシュカと、ミューズと呼ばれた大音楽家、マーラーの妻、アルマとの愛情・・・いや愛欲の物語のようだった。夜、普段は私を遠ざける彼が、理性の薄
い夢の中、私を求めると、私は彼の手をとり、己の心(いや・・・欲望)の赴くまま彼に私の全てを開いた。いつしか別離の時がやって来る事を思いながらも、彼の優しい腕の中で私は、舟の中で二人寄り添う「風の花嫁」のように眠った。マッカラン・12年のロックの氷は溶け出し、カラン、と音をたてた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-09 06:03:13
3477文字
会話率:21%
俺の苦手な『命令』を知っていて。急にペットにされては、生徒会の皆に扱き使われながらも……?傲慢相手にいいように使われてしまう。その君が凄く頭(かしら)に似ていて……〈君〉シリーズ
最終更新:2007-02-16 06:38:56
42206文字
会話率:46%